『新 ドリムの丙座』 2
『これは、フィクションです。』
今夜、丙座は、番所で夜勤だった。
多少、夜勤手当てがつく。
そこに、七が真っ青で駆け込んできた。
七さぶろ
『おやぶん。ご自宅が、襲われやしたあ。』
丙座親分
『なに。来たか。』
七さぶろ
『へい。おやぶんの、投げドリム金貨を狙ったようです。』
丙座親分
『家内は、無事かい。』
七さぶろ
『それが、おかみさんが、強盗全員を、のして、くくって、玄関先に並べてまして。』
丙座親分
『さすが。あいつは、タルレジャ拳法師範だからな。』
黒豆の親分さんが苦情を言った。
黒豆の親分
『一介の岡っ引きが、自宅に金貨持ってるなんておかしいと言われるぜ。また。』
丙座親分
『まさか、親分さん。家にはない。手持ちだけさ。あとは、ここに、隠してありまさあ。』
黒豆の親分
『なんと。丙座親分、さすがだ。おれとあんたの仲だもんな。どこに、隠した?』
丙座親分
『この番屋の地下、500メートル。分厚い金庫にありまさあ。途中には、化け物が見張ってますから、大丈夫ですぜ。お奉行さまの、許可済みです。』
黒豆の親分
『ちか、ごひゃくめーとる、って、なんだい。』
丙座親分
『一尺は、33分の10メートルでさあ。』
黒豆の親分
『🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀』
七さぶろ
『🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀』
黒豆がいなくなってから。
丙座親分
『ありゃ、嘘だからさ。あるわけない。』
七さぶろ
『おやぶん。人が悪い。じつはどこに、あるんですか?』
丙座親分
『あれは、焼き物に、金色のペンキ塗っただけでい。鉛入りで、後で拾って再利用するんたぜ。』
じゃ、じゃ、じゃーん。
『ドリムの丙座は、やましん塗料の提供で、お送りしました。』
・・・・・・・・・・・
『なんか、すごく、スポンサーに頼ってるなあ。造幣局提供になったら、どうするのかな。ま、ないか。』
🛅 🛅 🛅
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