第2話 キャロンディール・フローレシア



 俺にはキャロンディール・フローレシアという友人の少女がいる。

 毎朝家に来て、どなりながら俺を叩き起こして、あれこれ言いながら朝食を作ってくれる子だ。


 キャロンはちょっと煩いけど、良い奴だ。


 あんまり口には出さないけど、キャロのそういう所はとても魅力的なところだと思ってる。


 キャロと一緒にいるとよく他の人から、色々言われる事がある。

 そういう時は、たいていキャロが真っ赤になって、こっちの様子をちらちら気にしてたりするんだけど、俺としてはそういうのは言葉にしてほしい。

 キャロはたまに何を考えてるのか分かんない時があるんだよなぁ。


 俺自身としてはよく分かんないんだけど、俺にとってキャロは他の人とは違う存在だと思う。

 たぶん、世界で一番大事な人なのではないかと思ってはいる。


 どうにも恋愛的な事はよく分からないけど、何となくそうな気がした。


 他の人とキャロ。

 どっちか選ばなくちゃいけなくなったら、俺は迷わずキャロを選ぶだろうし。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る