君が好きだけど、理由が分からない

有海

第1話 忘れていたもの

 [どうして君は私が好きなの?]

 [僕は..僕は..、]

 [僕は?]

 [どうしてなのか分からない。]

 [どうして分からないの?]

 [.....]

 [黙ってないで教えて?]

 [分からない。君を好きになった理由も君に告白した理由も分からない。]

 [何で分からないの?何で?]

 僕は考えた。どうして告白をしたのか?どうして好きなのか?考えても考えても見つからなかった。僕はまた、[分からない。]っと彼女に言った。すると彼女は涙を流し始め彼女は言った。

 [どうしてなの?どうして分からないの?どうして?]

 [分からない。何も分からない。]

 彼女は泣きながら言った。

 [嫌い。]

 その一言を言って去った。僕はこの一言で胸が痛くなった。僕は椅子に座り頭を抱えた。どうして分からないのか考え。でも答えは見つからなかった。彼女が好きな理由、告白した理由、その二つが分からない。僕は諦めて外の景色を見ていた。外は星が輝き黒い空を照らしていた。僕は綺麗で美しい輝きに見えた。そんな空を見ていると一瞬先までの考えの答えが分かった。僕は忘れないうちにすぐさま彼女のところえ向かった。彼女に答えを伝えるために。

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