終冊目 クリスマス・テロル invisible×inventor その一
はいおしまい!
ここからはあとがきというか解説というか、言い訳みたいなもんです。本来ならばお見せするべきじゃないんだろうけど、あの仲睦まじい変人双子姉妹から、やりたいことは分かるけどこれだけだと伝わりにくいから、これで出すんならいっそ意図をきちんと読者に示した方がいいというアドバイスを受けたため、適当な解説、もとい言い訳を交え、思いついた端から適当に記載していくことにします。
さて。
私は姉妹に求められたものを書きました。
バトロワは記述していた通り、書き終わって姉妹には見せましたし、タイムリープものも小説内に書いた通り、リメイクするつもりなど毛頭ありませんですはい。
で。今回完成した小説っていうのが、
なんの物語性もテーマもない漫才小説であり、東京の池袋みたいに、とはどうしてもいきませんけれど、長野の田舎の社会問題に目を当てて子供たちの戦争をIWGPのように述懐形式で語りつつ、途中から主役交代して一人称形式群像劇っぽくした後、ほろ苦さ香る青春(?)学園ミステリーと過去の過ちが今になって蘇って返ってくる的なお話を並行してやって、実はそのエピソード事態が復讐ものでもあるという小説です。
どうよこれ。
私、すごくない?
一つの作品であなたたちに求められたこと全部やったんだよ?
一ヶ月よ? 一ヶ月。あんの遅筆な私が。一作品に二年半強とか掛けちゃう私が。あなたたちの無茶なリクエストの数々に応えて答えを示したのよ?
褒めて。
褒めて。
という私の想いを裏切って、姉妹は私の渾身の、自伝的っていうか半ば日記みたいな小説を読み終わって言いました。
「当事者じゃなければ楽しめたわ……」
「だよね……」
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