第9話 箱書き前のあらすじ整理
これ、「小説の書き方」コラムに書いていないんですけど、私は「あらすじ」からこの工程を経て「箱書き」を書いています。
このあたりは「コラム外伝」に記載しておいたほうがよさそうですね。
第一章 鷲田ミステリーサークルの変わり者
1:映画の撮影現場で、まさに構内で撮影が行われているところ。
なぜか主役に選ばれた俺は、ぶうたれながらも慣れない演技に四苦八苦していた。
2:鷲田キャンパスからの帰り道
高校からの友人である新井が、撮影に至った経緯を聞き込んでいた。
なんでも井上部長が撮影の話を聞きつけて、美人監督に売り込みを図ったらしい。
3:鷲田キャンパス
なぜ俺が主役に選ばれたのかわかった。主役が真犯人なのだという。
定番すぎだと思ったが、素の俺が役柄にピッタリなのだという。
4:講義室
新井から真犯人だと笑われるが、それは映画の話だと反論する。
確かにカッコつけの井上部長ではプライドが許さないところだろう。
5:演劇サークル
素人が映画を撮影していると知った演劇サークルの部長が俺に詰め寄る。
しかし主役が真犯人だと聞いて、即平凡な駄作扱いしてきた。
6:映画サークル
美人監督に主役を演劇サークルの人と代わりたいと申し出る。
ギャラが払えないからと言われたが、それなら俺にもギャラをくれと提案する
7:推理サークル
井上部長にギャラを要求するが、一生の記念になるのだから要らないだろうと。
そんな思い出のためだけにこれだけのタダ働きができるかと反論する。
8:映画の撮影現場
講義のコマ管理は新井に任せて、出席する以外は撮影時間に当てられていた。
いいかげん休みをくれと要求するが、認められるには条件があるという。
第二章 演劇サークルのスタントマン
9:映画の撮影現場
今日から俺にスタントマンがつくことになった。背格好は俺と同じくらいか。
推理だけでなくアクションもあるのか、この映画。部長は知っていたのか?
10:体育館裏でのアクション訓練
俺のスタントを担当する松山くんと、さっそくアクションの練習を始める。
しかし、探偵で真犯人でアクションバリバリって、どんな作品なんですか、これ?
11:郊外の採掘場
採掘場で爆破アクションのシーンを撮るらしい。これは戦隊モノなのか?
さすがにやりすぎだろうと声をあげるが、監督は聞く耳持たず。どうする?
12:もうやめてやる!
ここまで付き合っただけでも、自分史上我慢強かったときはない。
爆破に巻き込まれて怪我もした。もうやめてやる!
13:病院の八人部屋
監督と脚本家が入院している俺に会いに来た。一人部屋でなくて残念だが。
今回はうちらのミスだから、シナリオを変えて爆破なしで撮影を続けたいだと。
14:病院からの逃走
入院を勝手に切り上げて、自宅へ帰ってきた。そこに新井がやってくる。
監督と脚本家が俺を探しているのだという。あいつら、まだ凝りないのか?
15:自宅にスタントマンがやってきた
大学の事務局で自宅を特定した映画サークル。監督と脚本家そして松山が訪れた。
一人暮らしだったが俺が怪我をしてサポートしている母親の感情が爆発。怖い。
16:自宅
映画サークルの三名が再び、今度は菓子折りを持って現れた。
しかし母親は勉強もできないし怪我もしたから絶対にさせないと突っぱねた。
……
推理映画と思わせて、話がどんどん流れて、なぜか爆破シーンもアクションシーンもある映画に変わってしまう。
偏屈な主人公も、どうなっているのかわからず、状況にどんどん流されるまま。
しかし爆破シーンで怪我をして、これからどうしようかと悩むところ。
第二章でスタントマンを出したいなあと思って、急遽この展開に切り替えてみました。
偏屈に対して理不尽が襲ってくる。
なかなか面白い取り合わせになりそうです。
これで、結末が容易に想像できなくなったかと。
第三章以降は休憩後に考えます。
とにかくいったん休みます。
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