「小説賞を狙う底辺作家の挑戦」エッセイ

カイ.智水

挑戦エッセイ

第1話 「カクヨムコン7」出展用新規長編

 いよいよ12月から「カクヨムコン7」が始まります。

 昨年までは『「小説の書き方」コラム』を連載していたので、『カクヨム』を使っていたのに参加できませんでした。


 今年に『「小説の書き方」コラム』の連載が終わりましたので、いよいよ賞レースを楽しみたいと思います。


 そのために、まずは異世界戦争ものの長編『秋暁の霧、地を治む』と異世界ファンタジー短編2本、現代ドラマ短編1本を揃えました。


 そして書き下ろしの長編『昨日の君の物語(仮題)』の執筆を始めております。現在第11話まで書き終えています。

 1章4話立ての8章構成。全32話+エピローグの予定でいます。

 つまり現在三分の一ほど執筆が終わっております。


 この作品、初めて「タロット」でストーリーを決めたので、苦手なジャンルを引いてしまいましたが、逃げずに書き上げたいと思います。

 「THE STAR.」つまり希望の物語なのですが、強欲な主人公に試練が起きて破滅するけどなにかを達成する、というものです。


 そこで考えた物語が「現代ドラマ」でした。

 ですが「箱書き」を割っていくごとにどんどん「恋愛(ラブロマンス)」や「ラブコメ」要素が増えてきて、さらに第11話の時点でミステリー要素がちらついています。


 で、初志貫徹して「現代ドラマ」に仕立てるべきか。

 今まで書いてこなかった「恋愛(ラブロマンス)」「ラブコメ」に仕立てるべきか。

 ほとんど書いていない「ミステリー」に仕立てるべきか。


 ここで迷っています。


 でも現代ドラマは新作短編で書いているので、ジャンルの偏りを考えれば避けたほうがよさそう。

 「恋愛(ラブロマンス)」は私自身に恋愛経験がないので難しい。

 「ラブコメ」なんですけど、けっこう面白い主人公が出来てしまったので、これなら「ラブコメ」にしてもよいかな、と思っています。

 ただ「ラブコメ」初心者なので、うまく書けないかもしれないから、なにかで保険をかけておきたい。

 そこで物語を少し「ミステリー」に寄せています。


 第11話までですが、私は面白いと確信しています。

 添削以外で恋愛小説は読まないので、百戦錬磨のツワモノたちを納得させられるか。焦点はそこでしょう。

 恋愛小説初心者が読んで面白いと確信しているので、物語の核に間違いはないでしょう。

 あとは表現力をどうコントロールしていくか。

 あまり書きすぎると読む気が失せるし、さらっとしすぎだと深みを感じないし。


 どのあたりを目指すのか。

 男性の書き手だと冲方丁氏、女性だと宮部みゆき氏のように、ジャンルを問わず活躍するできるあたりを目指しましょう。

 目標は大きなほうがよいですからね。


 まあ歴史ものは書けないんですけどね。中国春秋戦国時代でよければ書けなくはないかなと。

 『孫子』『呉子』『論語』『孟子』『荀子』『韓非子』『管子』『左氏春秋』『戦国策』『史記』などを読み込んでいるので。

 「戦争もの」が得意なのも、中国春秋戦国時代を反映した戦いに精通しているからです。


 なので戦争もの『秋暁の霧、地を治む』は自分にとっていちばん書きやすい物語です。

 『プレシア勇者譚』短編2本も、TRPG風の世界観にしてあります。これは読み手ウケを狙うためですが。


 そして『白百合の微笑み』は恋愛(ラブロマンス)を目指して現代ドラマで妥協してしまった作品。


 ということでタロットカードの導きによって、逃げずに「恋愛(ラブロマンス)」ものを書いています。全体の1/3までは逃げずに書けています。

 ここからはいかに「照れず」に書けるかどうか。面の皮の厚さと心臓の毛の生え具合が達成の鍵を握ります。

 あとはiMacが修理に出るので、それまでMacBook Proで執筆しなければならない点で苦労します。

 今までiMacで執筆してきたので、環境の変化がどのような結果をもたらすのか。

 不安でもあり、楽しみでもあります。


 ということで『昨日の君の物語(仮題)』は「カクヨムコン7」の開幕日12月1日より1日1話のペースで連載してまいります。

 そこまでいかにストックを溜められるのか。それが成功するかどうかの鍵を握っているでしょう。


 最初のエッセイにしては長文だったかな。


 次回からは『昨日の君の物語(仮題)』の進捗状況を書き記して参る所存です。

 ぜひチェックいただけたらと存じます。

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