メモ帳 異世界??

めめ!!

世界名『ベータ』洞窟ダンジョン及び周辺地域1ページ

(『やめっ』グチャ、グチャ、『ア゙ア゙ア゙』ボキギィ 『死にたくないぃぃぃ、』ブチュバギ

ペチャ、『アゥ』クチャ、モグモグ、『やだあやめ』バギュボキ、グチュグチャ ボキュ グチュグチュグチュ 『グアァァ』『グウァ』『グヒャァ』『ヒャぁハハ』)✖︎19(被害者)と約70(ゴブリン上位種含む) 計89の音源たちによる宴は、


臓物や骨片、かじり捨てられた眼球と咽返す程の濃い香りの血液に髄液に様々な物が混じった嗚咽や脳、はたまたゴブリンどもの体液などによってもう石造の床が見えなくなり、悪趣味な現代アートを思い出し笑けて来てしまった。

 そんな光景を脳が理解を拒むと言うのに、現実だと知らしめてくれる彼ら彼女らの絶叫とそれらをたのしむ嘲笑。その絶唱が自分の未来は(一般的には)苦痛にまみれた死であり、またまた苦痛と享楽に満ちた生からの解放を象徴する無駄に壮大な葬送曲の様にきこえた。


でも?何でまだ自分は生きてるのだろうか?何故まだ犯されてないのか????

軍の人体実験の結果だろうか??

あっでも、そろそろ手が開き始めるゴブリンがでてくるはず。

だからだから、そろそろ死ねるはず....


思い返すと公共奴隷にありがちな、討伐隊が到着するまでの時間稼ぎ《生贄》な最後なのだけど、欲を言えばもっと早く静かに死にたかったな。


『グギャギ』『ギャギャ』『ギャギ』

三体のゴブリンが近づいてくる。

やっと、僕の番!


『いっあゝああ』、そのまま雑に四肢を砕かれあまりの痛さに、自然と口角と声の音域が上がり、脳が痺れてしまう。


それと共に疑問が浮かぶ、何故自分だけ意図的に四肢を潰されたのかだ。19体程のゴブリンによるリンチとその被害者を見てきて、四肢のみを意図的につぶす行為はなかった、もっと言うと全員犯され嬲られながら・踊り食いされていた。


...まさか!

非常食?!しかも砕かれたあと何も壊してくれないし、やだなー。死にたい。


むー。疲れたし、痛いし、面倒いから寝よ。

おやすみなさい。

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