ギフタッカーズ

七星北斗(化物)

プロローグ 始まりの挑戦

 社会では、人間が機械のように働くことを求められる。


 才能など必要ない、命令を言われた通りにすればいい。


 強いては、社会貢献をしろ、国を発展させるためにと。


 国が率先して、人間を機械のように扱った。


 人間は働くことこそが素晴らしく、誉れ高い役割だと。


 しかし、遊んで金儲けをする団体、ギフタッカーズと呼ばれる集団があると、噂で耳にした。


 そんな集団が存在するわけがない。


 実際するとしたら、国に、いや世界に追われることになるだろう。


 無職は罪なのだから。


 俺の職場に変な奴が現れた。


『君の才能を描こうよ』


 その変な奴は語る。


『必死に働いてお金を稼ぐよりも、遊んで、楽しむことで、お金を貰えるって最高じゃない?』


 頭の中では否定している。しかし、言葉の一つ一つに妙に引かれた。


「僕はギフタッカーズの一員なんだ。君もこの世界に、才能の花を芽吹かせてみないかい?」

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ギフタッカーズ 七星北斗(化物) @sitiseihokuto

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