努力と根性だけじゃなんともならない /未都希茶碗
@MikiW
プロローグ
青い空の向こうに、大気にその色と巨大さを掠めてはいるが、この星の大きさに匹敵するのではないかという大きさの月?それとも地球?がそこに見えている。大気は星が覆い被さっているような暗さはない。緑の広がる大地、遠くに赤い荒野、砂漠。果てには白い山々が聳え立つ。穏やかに見える碧い海。そんな景色の一端で異変が起き、どんどん拡大していく。
荒々しい風が吹き、大地から雷が天に突き刺すように舞い上がる。そこは、大地が大地であって、大気でもあり、気体のようで個体でもある。だから、踏みしめるコトができるが、スリ抜けるコトも、その一部をぶつけたり、衝突させるコトも可能だ。だが、皆の視線の集中する場所では、縦回転と横回転している空気の渦が交差して見えにくくなっているその中に怪しい陰と光っているような煌きが点在していた。そこに向かって上空から近づいてきた巨大戦艦のようなものは大気圏に見えるか否や船体が瓦解していき、微塵となった。中から細々と宙に浮いている人の形をしたモノたちがアタックをかけるが‥‥‥。
「なんでこんなコトに!!!!」
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