第4話 次の行動は



 呆然自失なまま帰宅。

 自分の部屋から出られない。


 両親に心配をかけてしまった。


 それもこれもどれも、ヒロインのせいだ。

 攻略対象達から、悪役認定されてしまったのは。


 ショックだった。


 私の憧れの人物が、推しが私に敵意を向けていた。なんて、事だ。


 しばらくの間、衝撃を受けた私は立ち直れなかった。


 しかし、時は最強だったらしい。


 流れる時に身を任せるうちに、次第にヒロインへの怒りの方が強くなった。


 こうなったら、何が何でもぎゃふんと言わせて、むやみやたらに行っている改変をやめさせてやる!


 しかし、どうすればよいのだろう。


 ヒロインは、思い込みが強い。

 だから、普通に注意しても聞く耳をもたなかったし。


 攻略対象目当てじゃない事を伝える?

 骨が折れそう。


 きっとヒロインは、改変する事で良い思いをしてるから、だからやめられないのよね。


 だったら、それで嫌な思いをすればやめてくれるだろうか?


 うーん。


 とりあえず、今の攻略対象達の状態を把握しておこう。


 もしかしたら、そこにヒントが転がっているかもしれないし。


 表向きには、ヒロインにぞっこんって感じだったけど、内心はどうなんだろう。


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