第16話 猫、来たる?③
まずは図書館で猫の飼い方の本を数冊借りてみた。読んでみて、、、、
え?え?猫ってこんなに手をかけてたっけ?
昔、祖母の家で見た猫の飼い方と全然違う。
ジェリーを飼うにあたって本を買った時も、こんなに手がかかるのかとビックリしたが猫も大いにビックリである。
内容的には食べさせてはいけない食べ物やブラッシングなどの体のお手入れ、トイレは猫の場合はシートだけではなくトイレ砂が必要。いろんなものを食べてしまうので小さなものはしっかり片付けること。
ジェリーの時はジェリーの届かないところにあげればよかったが、猫はジャンプしてテーブルぐらいなら乗ってくるよね。
うわー!家中、片付けまくらないとダメじゃないか!
猫は犬と違って叱って聞くわけではないので叱らないように人間が対策を立てること。
叱ってもわからない?一緒に暮らして大丈夫なんだろうか?
猫を迎えるために勉強を始めた私。心中は思い悩んでいたものの、小さな声の娘の姿を見るとやはりモフモフを迎えねばと思った。
ある夜、笑顔でおしゃべりしていた娘に聞いてみた。
猫を迎えようと思うんだけど。
途端に娘は目をつり上げた。
もうジェリーは忘れたってわけ⁉︎
娘は大きな音を立ててドアを閉めた。
忘れられるわけない。
でも、アンタも大事なんだよ。
私は大きため息と共に椅子に座り込んだ。
ジェリーを飼うと決めた時、こんなにハードル高かったかなあ?
でも、今空前の猫ブームだよね。
なんでみんな猫を飼えるの?
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