堅物風紀委員会は俺の彼女
さとhs
第1話 秘密の2人
キーンコーンカーンコーン
朝のチャイムが鳴る、今日もまた当たり前の日常が始まる合図、そこにある1人の少女が口を開く
「あなた、その格好は何ですか?早く治しなさい!」
「あぁ!チッうるせえなぁ別にいいだろ!」
今日もまた朝から服装がなってない男に怒鳴り声を響かせる彼女の名前は西篠陽菜そして怒鳴られてる男の名前は赤羽葉介
「あー今日もやってるよ別にいいじゃん葉介君あの格好似合ってるし」
「細かすぎだよね〜!」
「流石鬼の風紀委員ははぁ!」
「貴方達黙りなさい!」
「「ひいぃ!!」」
彼女の圧に押され一言で周りは静まりその突き刺さる眼力のまま会話を続ける
「私はただ彼が風紀を乱しているから注意をしているだけです、そもそもこんなチャラチャラしている男この学園には相応しくありません」
「勝手なこと言ってんじゃねえよこの女が!」
「私は当たり前のことを言っただけです、それに何ですかこの変な匂い、香水でも付けているんですか?」
2人の言い争いは続き結局一限目が始まるまで続いた、この2人のやりとりはもはや恒例になっており今更クラスの皆んなは何とも思わなくなっていた
「相変わらず仲悪いよね2人」
「本当、本当まぁ性格があんな正反対じゃしょうがないんじゃない?」
「確かにあの2人が仲良く喋っている所とか全然想像出来ないもんね!そもそもあの女が葉介君とじゃ月とスッポンだもんね!」
「ほらそこ静かに」
「「は〜い!」」
先生の一言で静かになったが明らかに周りに聞こえる声で喋っていた
放課後
夕方6時生徒もほとんど帰った夕暮れ時の景色、そこに2人の生徒が教室で密会していた
「おう悪い遅くなった」
「遅い、貴方は時間通り来れないのかしら?」
「だから悪いって言ってるだろ」
そこで密会していたのは何と先程朝に言い争っていた2人だった
「それに何ですか?貴方の体から別の雌の匂いがします、浮気ですか?」
「バカ!そんなことするわけねぇだろ」
「そうですか、でも可能性はゼロではないでしょう?もししたら・・・ね」
「だからお前のような女がいて浮気する訳ねえだろって言ってるだろ!」
先程の会話から察するに2人は恋人同士(内緒)である
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