明日も続く

葉桜 紅葉

第5話

               10月03日  午前04:30

俺は中々寝付けなかったせいか太陽が登る前に起きてしまった。今日、学校に行ったら何も知らない平然さを装おう。「くそ、頭いて〜」悩みすぎが原因か俺は突如頭痛に襲われた。

           

                  午前6:39

「はっ」さっきまで自室にいたはずの俺は気づけば廃工場のような薄暗いところで両手足を拘束されていた。「何だこれ‼おい誰か来いよ‼おいゴラ‼出せよ」俺は大声で怒鳴りまくったが周りには人は愚か虫の気配すら無い。俺は急に悲しみとも怒りとも言えない変な気持ちになった。っと、その時だった、ギーーーー奇妙な音と共に工場らしき場所の扉が開いた。「やあ、おつかれ、」俺は目を疑った。眼の前には俺が殺したはずの平松の姿があったのだ。俺は恐怖のさなかとっさに悟った、「俺は、死んだのか?」恐る恐る聞いてみた。「いやいや、お前は死んでない。お前は俺も殺せてない。つまりお前は誰も殺してない いや 爪が甘すぎて誰も殺せなかったクズ以下の人間だ」廃工場内に不気味な笑い声が響き渡る。

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明日も続く 葉桜 紅葉 @s0216022

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