林間学校でおねしょ大事件
@kalula
1話 授業中の失敗
私は香穂子。中学2年生の女の子。
でも今は凄いピンチだ。
(やばい。おしっこ出ちゃう)
限界だけど、先生には恥ずかしくて言えない。
まだ授業は30分あるからとてもじゃないけど、我慢出来ないしどうしよう。
「じゃあ次の問題を……」
先生の声を聞いて、もうこれ以上無理と思った時だった。
ショワワーーッ! 私の股間から暖かいものが流れ始めた。
「えっ? なに?」
椅子の下を見ると水たまりが出来ていた。
「きゃああ!」
クラスのみんなが私を見る。
最悪……。
隣の席の男の子までこっちを見てるよ。
恥ずかしくなって涙目になる。
その時、異変に気付いた担任の先生が駆け寄ってきた。
「月村さん、大丈夫ですか!?」
「……はい」
「保健室に行きましょう。歩けますか?」
「……はい」
教室を出ると、保健委員の女の人が待っていた。
「あらら、派手にやったわねぇ。立てるかしら? 肩貸すわよ」
「ありがとうございます」
足に力が入らない。
「ほら、つかまって」
保険委員に支えられて保健室に連れて行かれる。
「失礼します。2年3組の月村です」
私が声をかけると保険医の女の人が出てきた。
「あら、どうしたの?」
「あの、トイレに行けずに漏らしてしまって……」
「まぁ大変! とりあえずそこに座って」
私は保険医と一緒に保健室のベッドに座った。
「スカート脱いで、パンツも下ろしなさい」
「そんな! ここでするんですか?」
「当たり前でしょう。早くしないと染みが広がるわよ」
仕方なくスカートを脱ぎ、パンティに手をかけたところで手が止まった。
「どうしたの? 恥ずかしいならカーテン閉めてあげるから安心していいわよ」
「いえ、そうではなくて……」
「何? はっきり言いなさい」
「実は……」
私は先生に事情を説明した。
「ふぅん、なるほどね。じゃあ、こうしましょう。今からあなたを着替えさせるけど、このことは誰にも言わないって約束してあげる」
「ありがとうございます」
「じゃあまずはこのタオルで拭いて」
渡されたタオルで体を拭きながら、これからどうしようと考えていた。
「次はこれに履き替えて」
渡されたのは白いショーツだった。
「はい、これでよしっと。後はこれを穿いて、これを着て」
手渡されたのは体操服のジャージだった。
「それ着たら、教室に戻っていいわよ」
「わかりました」
下半身だけ保健室で借りたジャージ姿のまま、私は自分のクラスに戻った。
「月村さん、気分はいかがですか?」
「はい、もう平気です」
「それは良かったですね。さっきの授業の内容はノートをとっておきましたので、あとで渡してあげます」
「はい、よろしくお願いします」
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