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「…やれやれ、また不法投棄か…」
収録を終え、史都と共に自宅へ戻る途中、近所の更地の前を通過。そこにはゴミ投棄禁止の看板が立てられているにも、相変わらず粗大ゴミその他が、何者かによって捨てられている。
「地主さんも困っているようです〜」
「ああ…らしいな」
さて、まもなく我が家へ帰り着いた私たちは、まずは早速…うん、あのヒミコの様子を窺ってみた。
「うむ、大丈夫。今度は動いていないぞ」
あの後、史都と2人(?)して、再び仏間から当居間へ。あらためて卓の上座に着かせたヒミコは、今度は動くことなく、その状態のままである。ほっ…
まあ、史都が私の
…なんて、勝手に解釈したのが間違いだった。
やはり、ヒミコの移動は不吉の前兆に他ならず。
そう、事件はこれから起こるのである。
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