二人で観る銀幕は

高久高久

どういう状況だこれ

 俺の名は川西準かわにしじゅん――そこいらに居る平凡な大学生。特にこう、特徴も無い本当に平凡な男だ。

 趣味は映画鑑賞――といっても所謂フリークとかマニアとか、そんなレベルじゃない。ただ映画を観るのが好きなだけだ。それも映画館で観るのが好きな、それが俺だ。

 よくネットの映画の感想やレビューなんかを見ると、書いている人の知識には本当驚かされる。別の作品から引用したり、『あのシーンはこういう意図で撮影されている』とか考察していたり、こういう人達でないと『趣味:映画鑑賞』と名乗れないんだろうなぁ、とか思う。

 ただ、こうも思う。『面白かった』『あそこのシーン凄かった』『あそこ泣けた』といった、所謂浅い感想だけでもいいんじゃないかって。イチイチあーだこーだ掘り下げるのも疲れるんじゃないかって。映画って娯楽なんだから、観て楽しめればいいじゃないかって。まぁだから俺はただのなわけなんだが。


――そんな俺だが、今の状況が全く理解できないんですよ。


 よし、落ち着け。とりあえず箇条書きにしてみよう。


・映画館で映画観てる

・元々ぼっち鑑賞の予定だった

・何故か同じ大学の女の子に話しかけられた

・何故かカップルシートで観る事になった

・今観ている映画が、若者たちがどこぞの部族に監禁されて美味しくいただかれる(食事的な意味で)っていうゴリゴリゴアゴア首とか内臓とかのポロリもあるよスプラッタ血みどろモノ

・悲鳴とか血しぶきとかをキラッキラした目で見ている隣の女の子


――いやしたところで状況理解できねぇんだけど!?


※12月1日は映画の日ですよ!

「この日に投稿せねば!」という気持ちだけで突っ走っているので書き直す可能性は巨レ存。続きは今日中に可能ならば。

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