第28話 待ちくたびれ神様
「遅ーい、、、フー、、フー、、もう待てんわ!
お前行って呼んでこい」
ベチンッとソレのケツを蹴ると驚いて走って行ってしまった
「ちょっとー!八つ当たりなんて神様のやる事じゃないんですけどー」
「ムホホ、たまたま当たっただけじゃ」
「なーにがたまたまだよ!」
「何か言ったか?」
「いーえっべっつにー」
ーーーその1時間後ーーー
「トンガの声に合わせるんだギンっ
イガーとヤマトは各々の判断で攻撃!」
「おうっ」
先ほどケツを叩かれたクラッシャーカウというAランクの魔物は肉ダンジョンでレベル上げをしていたブー達に襲いかかっていた
おかしい、、まだ12階なのにAランク?
これはダンジョンボスじゃないのか?
2本のデカい斧でバコバコッと激しくトンガの盾を責めるクラッシャーカウという牛の魔物
「ウグッ、クソッ!調子にのるなよっ!」2本の斧で交互にやられたら防戦一方のトンガが困っている
トンガに集中しているので火鶏に乗ったヤマトが後ろからクナイを投げる
グサッ!一本足に刺さる
「グモー!」
慌ててターゲットをヤマトに変える敵
するとその隙にギンとイガーが斬りつける
ズバッ!ズバッ、、
炎爪撃、、グサッ、、ボオオオッ
ギンの二刀流が斬りつけた後
イガーの炎爪撃が決まった!
ボフンッとクラッシャーカウは消え
美味しそうなお肉が出てきた。
「やったー!美味そー」
「フフフ、Aランク単体ならもう怖くないね!
次は2人1組でやるかい?」
「えっ、、それはまだちょっと」
「俺は大丈夫だぜ」
「イガーは攻撃力あるからなー」
「本当僕の二刀流ももっと練習しなきゃ、、なんか必殺技ほしいなー」
「僕のクナイもなー、。致命傷にならないや」と悩むヤマト
「敵がデカイと素手だと届かない、、」トンゴも悩む
「ワシもなーもし盾が壊れたら一気に不安になりそう、、」盾に頼りすぎたのか、、悩むトンガ
フフフ、みんな課題が分かってきてて良い傾向だよ
「さあ、何でイキナリAランクがいたのか怪しい
引き続き警戒して、今日はもう少し進むよ!」
「「「「おうっ!」」」」
10階層を越えてから少しずつBランクの魔物も出てきた
@ミノタウロス、二足歩行の牛の魔物、デカい斧で襲いかかってくる
@ラパパン、兎の魔物、顔の周りにたくさんある角を前方に集め飛んでくる、まるで一本の槍みたいな兎
@テングモンキー、長い鼻が特徴の猿の魔物、器用に棍棒を使い集団で襲い掛かってくる!ソロ冒険者はかなり苦戦するらしい
@ワイバーン、飛龍種、Bランク最強と名高い!空から雷の魔法を打ってくる
接近戦しか出来ないと逃げの一手
@シープウィザード 魔法を使う羊の魔物複数で合体魔法を放つとかなり脅威!だけど接近戦に超弱いので不意打ちや魔法を喰らわなければそんなに強くない
ラパパンはトンゴが突進を避けてクロスカウンター気味にバチコーンって手甲付けて当てたらワンパンしてた
どうやら動きが直接だからカウンターを合わせやすいんだと
もっとラパパンとやりたいと言ってた。
超接近戦の格闘家だからね!
しかも鎧を着ながら耐久勝負みたいなやり方だから
観てる方はちょっと怖い
イガーやギン、ヤマトは「うわー痛そう」と言ってた
3人ともいかに敵の攻撃を喰らわないかがポイントだから
テングモンキーは各々各個撃破出来てよかった
あの位の動きはむしろ丁度いいと
レベル上げをしてる実感が湧くんだと
もうBランクソロ討伐とは恐れ入る
もちろんノム爺の装備ありきかもしれないが、、、
この頃になるとヤマトがクナイの先端にだけ魔力を込めて投げれるようになったのか
クナイが貫通するようになって喜んでた
しかも前は弱点が極稀だったのに
レベルが上がり5本に一回位の割合で観えるとか
フフフ、もう少しで弱点看破貰えるかもね
これなら狩りがスムーズに行える、みんなの脚を引っ張らないって!
一緒に行動してるから火鶏もレベルが上がって動きが格段に早くなってきてる、、
近々進化するんじゃないかな、、ランクが低いとレベル上限が早いからね
やはり1番手こずったのはワイバーン
対応出来るのが僕とヤマト、、あと崖とか森の中ならイガーも届くか、、、って感じだから
とにかく僕とヤマトがワイバーンの羽に穴を開けて空から落とすしかない
ん?僕がどうやってるかって?
小さい魔力弾とー、闘気解放で広範囲展開して一気に複数落としてもいいし、、フフフ!やり方は幾らでもあるよ!
落っこちたワイバーンを皆んなで「えいっ」ってやっつけたら竜のお肉がドロップしたから
「食べてみたい」って騒ぐ騒ぐ
全く誰に似てこんな食いしん坊になったのか、、やれやれ
休憩がてら火の魔石で竜のお肉に塩振って焼いただけの物を味見したら皆んなチョー美味しいって大騒ぎ
ワイバーンは見つけたら絶対狩るって意気込んでた
地球にいた頃食べたことのある
サシが多めの和牛みたいにトロけるお味!
休憩の時に念のため薄めたリンゴハチミツポーションを配ったら
「スゲー、本当にMP回復してる」って驚かれた
「フフフ、MPなんか回復しなくてもハチミツは飲むけどね」って僕が言ったら皆んなにゴチられた
「こんな物ホイホイ出せるのはブーさんだけですからね」って
フンッ凄いのはビーとミツバチだよねーって話しかけながらビーの頭を撫でたら「ビー」って喜んでた
あ、そうそう
シープウィザードの放った魔法攻撃を
イキナリビーが「ビー」って叫んだら
相手に魔法攻撃が反射したからビックリした!
反射ではなく、軌道を変えただけらしいんだけどね
「ビーは可愛いし強いねー」って言ってたら皆んなから
ブーさんは手を出さないでください、これは修行なんですってまたゴチられたよ
もー、、、僕とビーも運動したいのにー
って肉ダンジョン攻略を楽しんでたら突然強い気配を感じた!!!
「皆んな、、凄い強いのがいるよ!!気をつけて」
「「「「ハイッ」」」」
あ、コレやばい奴だ!一瞬で皆んなの前に出る僕
視界の先にSランクのキマイラが悠然と歩いてくる
「トンガ、トンゴ、ギン、ヤマトは防御と回避一択、生命最優先で、イガー、、君も下手に動かないで!」
「「「「は、、ハイッ」」」」
流石にSランク
一瞬で死のイメージを全員に植え付ける殺気
4人なんか冷や汗をかいて今すぐにでも飛んで帰りたそうだ。
でもSランクとのバトル、、観ていて損はしないはず、、、
適当に魔力弾をキマイラに投げつつ牽制しながら
ミツバチさんにアレを渡して皆んなの肩に乗ってもらった。念のための保険ね
キマイラも避けるがたまにドゴンッ、、、バコンッとブーの魔力弾が身体や羽に当たる
嫌がっている、、!
キマイラの大きさは高さ7.8メートル、横幅10メートルくらいか
奥行きも12メートル位あるからダンプカーみたい
しかも顔がライオンなんだけど尻尾が蛇、胴体が山羊
さらに、、、
ボオオオッっと火を吹いてきた
フフフ、危ないなーもう
横に避けると一気に襲ってくるキマイラ
右手を振り上げて降ろしてくるのをさらにまた避けて
避けた先に尻尾の蛇がきたから掴んでポイって投げてやったら空中でバランスを取って着地
うーん、、蛇を引きちぎろうとしたんだけどね、、意外と頑丈だ
長引いて仲間に被弾しても困る、、
っと思ったらイガーに向かって走ってく
「おいおい、お前の相手は俺だろが」横から飛んでって蹴りを食らわす
「フフフ、大丈夫?」
「ああ、、はえーなコイツ」
「ん?そう?トップスピードは君の方が早いんじゃない?良かったら試してみなよ」
そう言うと顔がちょっと引き攣りながら爪を出すイガー
満更でもなさそうだ
するとイガー得意のカモフラージュを使い景色と同化する、、
イガーが消えた事で警戒するキマイラ
僕はここだよ!と手を振るも
警戒を緩めない
するとキマイラが小ジャンプをしながら辺り一面に火を吹くとイガーが戻ってきた
「何だよアイツ!アレやられると近寄れねえ!」
「フフフ、遠距離攻撃がないとキツいね!ソレとも火だから氷で対抗するかい?」と僕が言うと閃いたのかまた消えた
尚もキマイラはこちらをジィーと観る
すると気配を感知したのか尻尾の蛇を突然前方の地面に突き刺す
そのまま本体も攻撃
しかしイガーには当たってないようだ
んー見えないから補助出来ないし、、困ったね
すると地面が突然グニャッと柔らかくなったのか
キマイラがジャンプしながら羽をバサバサ動かす
すると何かが当たったのか羽に穴が開く
「おおー、なんかやったね」
「フー、穴開けた」戻って来たイガーの爪が凍っていた。
氷の魔石でも使ったのかな?
「うん、、そろそろ本気で来そうだ。ちょっと離れてて」
「すまん」
羽に穴を開けられて怒り狂うキマイラ
両方の翼をバサバサと大きく動かしたと思ったら風の刃がそこら中に飛んできて雑草をザッ、、ザッ、、と切り付けている
「ビー」ビーが鳴くとこっちからも風の刃がキマイラへ向かう
風がぶつかり合ってゴオオオオッッッと凄い音と風圧だ
さらに火も吐くキマイラ
少しずつ押される、、、
「ビー、移動」シュンッと空のミツバチさんとこへ瞬間移動
突然目の前から消えてキョロキョロしてるキマイラの頭上から右手を振り上げて降ろしていく
ドゴーン、、!キマイラには当たってない
間一髪避けられた
うーん、、ダンジョンだから森之王使えないんだよね、、とゴチるブー
するとまた風の魔法を放つキマイラ
避けたんだけど
僕の奥のトンガ達に当たる瞬間「ガキンッ、、」と音がなった
トンガ達は訳が分からないといった感じで困っている
先ほどミツバチさんに極小の白い魔石をペンダントにしたのを首にぶら下げて
皆んなの元へ飛んでって貰ってたから
白い魔石の結界が発動したんだと思う
キマイラがSランクとはいえ
風魔法だけなら防げると思った
多分ちょっと本気の攻撃なら持って一発
本気なら下手したら貫通する、、、
やはり長引いたらこちらが不利かな、、、
「仕方ないね!ちょっと本気だすよビー」
「ビー」
ダンジョン内に放っていたミツバチを集めキマイラの周りを浮遊させる
集まってきたミツバチが気になるのかキマイラが叩こうと空を見上げている
そこへ魔力弾を空中に20個程展開し時間差で飛ばす
不意に飛んできた魔力弾を避けるキマイラ
少しバランスを崩した所で「ビー、移動」
「ビー」シュンッ!
キマイラの後方、空中に移動したブーが片手だけ獣化した掌で迫る
そこへブーに向かって尻尾の蛇が攻撃してきたのでまた移動
「ビー移動」「ビー」シュンッ!
キマイラの背中、羽の付け根にブーの獣化した右手が炸裂!!!
バゴンッ!!ッと音と共に激しく地面に叩きつけられるキマイラ
「、、、」
地面に降りるブー
「、、、」
ポフンッッと煙が出てキマイラが居た穴にお肉が出現した
「ウオオオオォウ、、ブーさんスゲー」と、ブーへ走り寄るトンガ
「ヤッホー、なあなあキマイラって美味いのか?」味が気になるイガーはお肉を取りに行く
「やはりブー様だ!凄すぎる、お怪我はないですか?」と褒めまくるギン
「カッコいい!!」その場でプルプル震えるトンゴ
「ブー様凄かったね、、ケン」自身の契約している火鶏に話しかけるヤマト
「フフフ、、皆んな、、まだだよ」
「「「「「えっ?」」」」
キマイラの居た穴のすぐ奥の空へポフンッと出てきた
立派な立髪が生えているめちゃくちゃデカい獅子
だけど顔から下が透けている
「「「「「え、、?ん?生き物?えっ!?」」」
その場で膝を着くブー
「お久しぶりでございます、獣王神様」
そのブーを観て同じように片膝を着く5人
「ホッホッホ!!待ちくたびれたぞ!ブー、、それに進化したお前達も」
「「「「、、、、」」」」」
「返事は?」
「「「「あっ!ハイッ」」」」」
4人は思い出した!進化する時に返事しなかったらすぐ今のように返事は?と聞いてきた人がいたことを
「「「「あの時の、、、」」」」
「左様!いかにもワシが獣王神である」
「みんなー僕もいるよー♪」と飛んできた小さな天使
「コレ、ワシが話しておるじゃろうが。全くもう」
「エヘヘ、久しぶりブーさん!元気だった?」
「聖ミカエル様もいらっしゃるとは!何とか元気でやってます」
「ウフフ」と笑う小さな天使!ミツバチほどに小さなヒト型の身体に白い羽、頭には白い輪っかを着けている
「サプラ〜イズッ」
突然バカでかい声で叫んだ獣王神様にビックリして
「「「「ヒッ」」」」と声を上げる5人
特にイガーは進化もしてないので初対面だ!
「獣王神様、、その言葉は日本語です!彼らにはわかりません」
「おおっ、そうか!2週間も待っておってな!早く言いたかったんじゃ!ガーハッハッハッ」
「もうっそれでキマイラやクラッシャーカウを追い出したんですよブーさん!怒ってくださいよー」
獣王神様の髭をグイグイ引っ張る天使
「フフフ、、本日はわざわざ獣王神様自ら、どの様な用件でしょうか?」
「うむ、、、暇だったのじゃ」
ズコッ
盛大にコケる6人
「仮にも神の位の人が暇とか言っちゃダメなのにー」
またしても獣王神様の髭をグイグイ引っ張る天使ミカエル
何とも仲良さそうな関係だ
「暇、、と申されても、、」
「うむ、、暇だからな!ワシが修行してやろうか?」
「「「「「なっ!」」」」」
「それは願ってもない御言葉、是非」
「ホッホッホ、そうか。どれ?お前達はどうじゃ?ワシは厳しいぞ?」
5人がこっちを観てる
両手を上げて僕は関係ないと訴える!すると、、
「あ、あの」
「ん?なんじゃ」
「「「「「強くなれますか?」」」」
5人揃って獣王神様に強くなれるか問う
「ホッホッホ、、死ななけりゃなっ」
「「「「「!!!」」」」
「俺はやる!俺は世界一の虎になるって親父と約束したんだ」険しい顔で獣王神様を見つめるイガー
「、、ワシもだ!我が一族の為にも頑張るぜ」自分と一族の名誉の為に頑張ると告げるトンガ
「それなら俺もだ!兄者だけ強くさせる訳にはいかないからな」トンゴは兄トンガだけに先を行かせないと訴える
「僕も、、僕も強くなりたいです!ヤマトや皆んなのためにも!」集落に残してきた村長や仲間の為にも頑張りたいと叫ぶギン
「私もお願いします!どうか、、守られるのではなく、守りたい!」
「ホッホッホ、、やる気はあるようじゃな!
しかし身体が保つかな、、ブーよ!後は任せろ
お主は帰れ」
「はっ!ありがとうございます。」
「ミカエル様、、コレを置いていきます!どうかよろしくお願いします」
持っていたハチミツポーションを全て麻袋に入れ
ミカエル様に土下座をして託すブー
「ウフフ、君は本当に真面目だね!」
「ミツバチを置いて行きます、何かあれば呼んでください」
「うん、わかった!」
早速走らされてる5人
みんな頑張るんだよー、、と心の中で叫ぶブー
「フフフ、次に会うのが楽しみだね!ビー」
「ビー」
「さあ、帰ろうか、、」
次第に離れていく五人をしばらく見つめるブー
さっきまでは自分が観てたのに
獣王神様に取られてしまった!
強くしてくれるのは嬉しい反面ちょっぴり寂しいブーであった
「ビー、移動」
「ビー」シュンッ
村へ帰って村長へ説明すると凄い驚いていた
「ワシでさえ獣王神様に会った事ないのに」と盛大に悔しがっていた
フフフ
寂しがっていても大勢の村人は腹が空く
急いで300人以上の晩飯を作るブーであった
ワイバーンはみんなが戻ってきてからだから、、、
Cランクのお肉を小さく切って串に刺した
串焼きにしようかな
タレはテリヤキ、塩レモン、バター醤油の3種類
イガー、トンガ、トンゴ、ギン、ヤマトが居ない分
晩飯作りが大変になるかと思いきや
村長から聞いた村人達がたくさん手伝いに来てくれて
むしろいつもより早く作れたブーであった
あ、いっけない、、、大食い大会本番があるの伝えるの忘れてた
2週間後に迫った大食い大会
あの5人が居ないと盛り上がらないよね
どうしよう、、、あー大変だ
色々なお肉のミックス串焼きは大盛況
食いしん坊の狸さんや豚獣人のみんなは常に両手に持ってないと落ち着かない様子
そのため他の獣人に「タレを溢すなー」とめっちゃ怒られてた
フフフ、、
いつもより賑わっている
それなのに隣にイガーがいないだけで
少し寂しいブーだった
夕食も終わり家に戻ったブーはハチミツも舐めずに寝巻きに着替え寝てしまった
今頃どうしてるかな、、、
無茶な修行に追いつけないでいるかも、、
もしかして怪我とか、、
寝返りを何度もゴロゴロ、ゴロゴロとして
寝付けないブー
結局安眠効果のあるラベンダーハチミツを舐めてようやく寝れましたとさ
居たらいたで文句を言うブーなのに
居ないと寂しがる、、、素直じゃない、、
その頃海の底の謎の生き物
「ん??この気配は、、、ライザー?か
アヤツ人間の世界で何をしておる?
どれ、、暇つぶしに見に行こうかな、、」
何だか大変な事になりそうな予感大です、、
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