353坂 巫女さん

 巫女ていいわよね。


 独特の衣装に身を包み、上品で清楚な雰囲気がある。


 人は服を着るんだし、着る人もそれを見る人も、それで気持ちが変わるもんね。


 私も巫女の衣装を着て小説を書いたら変わるかしら。




 ガララ──────────。




 ブタがスケボーにのって坂道をおりてきた。


 て。


 その衣装、巫女だ。


 このブタ、巫女なんだわ。


 しかも似合ってる。


 いいわー。


「……」


 それに和装だと日本人としても嬉しいわね。


 これからもよろしく、ブタさん。

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