301坂 ジョニーは何かを知っている
あいつ。
絶対、何か知ってる。
学校が休校だったのを思い出して引き返したなんて言ってるけど嘘だ。
だけど、防犯カメラには誰も映ってなかったと校長の説明があったし、校長があいつをかばう理由もない。
あいつが犯人でなくても、事件に関係しているのは間違いないんだ。
俺は諦めないぞ。
ガララ──────────。
ブタがスケボーにのって坂道をおりてきた。
しかも迷彩服を着てるから、軍に関係してるようだ。
?
ブタが空を見上げた。
何かあるのか?
!!
UFO!?
一瞬だが、たしかにUFOが飛んでたぞ。
て。
ブタが消えてる!?
そんな、ちょっと目を離したくらいじゃ、こんな見晴らしのいい坂で見失うはずがない。
「……」
そういえば、あいつ。
私服はいつも迷彩服だったな。
それに、宇宙や飛行機にも詳しかった。
まさか、あいつ……!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます