235坂 たまには異夜の世界から

「たまには外へ出るのもいいわね、イブ」


「そうね、ヤエ」


「月も見れて楽しいわね、イブ」


「そうね、ヤエ」




 ガララ──────────。




「ブタがスケボーにのって坂道をおりてきたわ、イブ」


「そうね、ヤエ」


「頭にライトをつけてるから真夜中でも平気なようね、イブ」


「そうね、ヤエ」


「……」


「……」


「やはり夜はいいわね、イブ」


「そうね、ヤエ」

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