167坂 くっころ

「くっ、殺せ」


「そう簡単にはいかねえな。お前さんのおかげで、たくさんの仲間がやられちまったんだ。それなりの罰を受けてもらわなきゃ、俺らの気がすまねえ。分かったかい、女剣士様!」




 ガララ──────────。




「あれは……」


「なんだありゃ。まだら模様の服を着たブタがいたにのってやってきたぞ」


 パパパパパパパ。


「ぐお!」


「ぐあ!」


「あああ!」


「痛え。あのブタ、なんか撃ったのか。血は出てねえが、痛みで力が入らねえ」



「すまないブタ殿。この御恩は必ずお返しする!」

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