110坂 おまわりさん

 あ。


 パトカーだ。


 何か悪いことをしてるわけじゃないけどドキッとする。


 まあ、本当の悪者だったら動揺して、そんなもんじゃないと思うけど。




 ガ────────────────────!




 警官の格好をしたブタがスケボーにのって坂道をおりていった。


 すごい勢いだ。


 それに制帽が明滅してるから、あれがパトランプってことか。


 つまり、緊急事態発生で、あのスケボーはパトカーなんだ。


「……」


 ブタの社会も大変そうだな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る