ブタがスケボーにのって坂道をいく

一陽吉

1坂 正論だけど

 俺は正論を言っている。


 先のことを考えれば、いま努力すべきなんだ。


 どうしたって後で楽になった方がいい。


 遊ぶのなんて、いつでもできるだろう。


 なのになんであいつらそれが分からねえんだ!




 ガラララ─────────────────。




 ブタがスケボーにのって坂道をおりてる。


「……」


 ま、いいか。


 俺は言ったんだからな。


 くよくよ考えても仕方ねえ。


 なるようになるだけだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る