哀 距離3/4

息が切れ 足が震える 声と涙も

伸ばした腕が 力無く垂れていく


覚悟は していたはずだったのに

いつか 別れが来てしまうなんて

なのに 覚悟は できてなかった

ごめん 覚悟を し損ねたみたい


この声がもう二度と君には届かない

あの熱がもう二度と僕達を抱かない

あの振動へもう二度と飛び込めない

あの歌はもう二度と声が重ならない


もう もう もう 一寸先は闇 あゝ


その先に どんな光があったとしても

僕の目の前には闇だけが広がっている


闇よ できるならこのまま僕を包んで

闇よ できるならこのまま僕を殺して

闇よ 永遠の夢でいい 君に会わせて

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