第262話夏休みは計画的に ! ④
【達也side】
非公式情報部
「
「 ………部長の従姉妹の護衛は分かるのですが、目的の妨害とは ?
確か、崑崙三姉妹の目的は『
俺が部長に質問すると、俺のスマホにメールが来た。
「
俺は、その場でメールを確認したが………
「なっ、崑崙三姉妹のターゲットがこの三人なのは本当なのですか ?」
「 調査員である
「それと、もう一つ質問なのですが 妙神先輩の護衛は必要なのでしょうか ? 我が菖蒲学園高等部の剣道部部長であり潮来由利子先生の次に強いと云う
「うむ、その質問はもっともだ ! 実は、従姉妹の龍姫が一目惚れした人物が問題なのだ。
なので、任務の優先順位は龍姫の護衛を優先して貰いたい !」
「了解しました。 荒川沖達也、任務に着きます !」
今は使われて無い旧校舎を出た俺は、改めて崑崙三姉妹のターゲットの三人の男子生徒の名前を見た………
大江戸仁、竜ヶ崎忠夫、荒川沖達也………俺を含めて複数の女子生徒と付き合っている生徒ばかりだ !
フリーの男子生徒は、他にも居るのに 選りにも選って彼女持ちを選ばなくても良さそうな物なんだが『となりの芝生は青く見える』と云う奴なのだろうか ?
そして、妙神龍姫先輩の一目惚れの相手が…………竜ヶ崎忠夫だとは 一体 奴の何処に惚れたのやら、女心は解らんな !?
まあ、俺は南や由香との生活を守ることが出来れば、他はどうでも良いのだが先立つモノが無いから非公式情報部で小遣い稼ぎをしているのだがな。
大江戸の方は許嫁が三人共、強者な上に学園最強の潮来由利子先生が付いているから重要視する必要は無いだろう。
だから、竜ヶ崎忠夫を中心に動けば問題無いだろうな。
只、奴は普段の態度とは違い、頭も切れる上に勘も良いから下手に隠さずにある程度、情報を共用するのが良いだろう。
奴の開けっ広げな性格は嫌いじゃないが苦手ではある………ヤレヤレだ。
無性に南に逢いたく成った俺は南の両親が経営する喫茶店『副将軍』に向かった。
予定では、南と由香が其処でアルバイトをしているハズだからだ。
南の特製ブレンドコーヒーは旨いからな !
とにかく対策を考える為にもコーヒーでも飲んで落ち着くことにした。
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