第259話 夏休みは計画的に ! ②
【聖子side】
夏休み前に試験が無いのは素晴らしい !
ビバ、2学期制だわ !
夏休みの計画を秋奈と相談していると南からメールが来た。
「秋奈、南からのメールを見た ?」
「うん、私の処にも来たから確認したわ 」
私達は南の誘いに乗ることにしたのだった。
「政雄と和彦も連れて行くわよ !」
「もちろん ! カップルが多いみたいだし私と聖子だけ相手が居ないのは
さっそく 政雄達の勉強部屋に行くと真面目に勉強をしていた。
「政雄 ! 高等部は、2学期制だから期末試験は夏休みが終わってからよ
いくらなんでも対策は早すぎるんじゃないの ?」
私が
「 お前達の方こそ忘れていないか、 夏休み前に進路希望調査があることを ! この間の中間テストと夏休み前にある『抜き打ち実力テスト』で判断されるようだぞ 」
「「 抜き打ち実力テスト ! 」」
「「何よ、それ! 卑怯よ ! 先生達最低 ! 断固反対 !」」
私達が抗議すると政雄が、
「俺達も先輩から情報を貰って抗議しに行ったんだよ ! そうしたら、
『卑怯で結構、花らっきょう !』と、学年主任の
「ぐぬぬぬぬ、あのオールド・ミスめぇ~ ! オバンギャグなんて言いやがってぇ~ ! 」
「 それ、間違っても本人の前で言うなよ、秋奈 ! 四万十川先生は、離婚したばかりで気が立っているからな ! 」
「 あー 、 知ってる !『 旦那が貯金を全部『投資』で溶かしちゃったから老後が不安だ !』と、こぼしていたのを偶然、職員室に居た時に聞いちゃったわ !」
最近、秋奈は由利子先生にハルト先生とのお付き合いの進行具合を聞きに良く遊びに行っている、もちろん私もだけど。
由利子先生も
只、この間のデートで竜ヶ崎ファミリーが
私達もダブルデートで映画を見に行っていなければ出歯亀をしていたかも知れないわね。
「 …………それにしても、私達は『彼女』なんだから情報を教えてくれたって罰は当たらないんじゃないの !」
私が政雄に抗議すると、
「何を言っているんだ !
この間、ちゃんと教えてやっただろうが ! お前達は新作ラノベを読んでいて
あー、 あの時ね !
「しょうが無いじゃない ! 久しぶりに出た、
『運命の番を
の新刊だったんだから ! 」
秋奈が抗議すると、
「まだ、時間があるから一緒に試験対策をやろうよ !」
和彦の提案に乗ることにした私達だった。
勉強が始まると和彦が、
「そういえば、何か用でもあったの ? 単純に遊びに来たのなら悪かったけど」
あっ、忘れていたわ !
私と秋奈が事情を説明すると政雄も和彦も水族館に行く事に賛成してくれたわ。
今から夏休みが楽しみだわ、その為にも試験勉強を頑張るぞぉー!
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