第247話妹は大変だよ! ニートの龍さんと妹、秋桜ちゃん ④
【
蛍ちゃんと将来の旦那さまの話をしました。
「蛍はねえ、お兄ちゃんみたいな優しい男の人が良いなぁ~」
「優しいだけじゃダメだよ、蛍ちゃん !
男は、やっぱり経済力だよ ! それでいて身長が高くてイケメンなら云う事無いよね !
間違ってもウチのお兄ちゃんみたいな『ヒキニート』はダメだよ !」
私達が、将来の旦那さまの話をしていたら担任の
「 秋桜さんは、いったい何処で そんな言葉を覚えてくるんですか ?
先生に教えてくれるかな ? 」
なので、先生に教えてあげました。
「 由利子お姉ちゃんの部屋にあった漫画にあったよ、先生 !
駄女神とヒキニートが異世界で冒険するお話だったよ ! 」
「 ………由利子せんぱーい ! 部屋の鍵を閉めるか、本を
由紀恵先生が絶叫していた。
「 ところで、蛍さん。 由利子先輩………由利子先生がハルト先生とデートしていたと云うのは本当なの ? たんなる
由紀恵先生が、恐る恐る蛍ちゃんに聞いていました。
「 本当だよ ! 蛍ねえ、お兄ちゃんとお姉ちゃん達とデートしている時に 由利子先生と王子様みたいなカッコいい男の人と仲が良さそうにデートしていたのを見たんだから !
お兄ちゃんとお姉ちゃん達と一緒に『
「「尾行 ? 」」
「うん、明日香お姉ちゃんが『
「 うっう う う う 、やっぱり本当だったのかぁ~ 信じたくなかったよぉ
これで、私が村の独身最年長……『お局様』に成ってしまったわ……」
♬♫♪♩♬♫♪♩♬♫♪♩♬♫♪♩
終業の音楽が成ったので秋桜たちは、家に帰ることにしました。
先生は、うつ向いて『ブツブツ』言っていたので『そっ』としておきました。
先生、元気をだしてね。秋桜が大人に成ったら男の人を紹介してあげるからね!
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
【龍太郎side】
中間テストの休み時間に由比ヶ浜さんに質問攻めにされてしまった。
どうやら俺と神田明神
『運命の番を
の作者だとバレてしまった。
俺の作品の
小説家として喜べば良いのか、男として悲しめば良いのか判らないが、とにかく貞操の危機を感じた。
こっ 恐いが逃げたら世界の果てまで追いかけて来そうだから、あえてダラシないフリをして呆れられて他の男に目を向けさせよう。
これは
俺が良心の
神宮コンビだ !
アイツらなら小学生の時にイジメられたし、面の皮もぶ厚いから大丈夫だろう。
餅は餅屋、こういう秘密工作は『非公式情報部』に依頼をすれば大丈夫だろう………見返りが恐いが、背に腹はかえられないからな !
───果たして、龍太郎は
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