第181話 もうすぐ『春』ですね🌸 ④
【勇気side 】
また、僕達は『 ラブモア』に来ている。
注文していた高等部の制服が届いた知らせが来たからなんだ。
今日、ここで試着して問題がなければ そのまま受け取る事になるんだ。
男の子は、学生服からブレザーへ
女の子は、セーラー服からブレザーへの変更になるんだよね。
ん~ 楽しみだなぁ~
さっそく着替えて鏡を見ると、そこには少し大人に成った僕が居た。
四月から僕たちは高校生だ。
ジンと一緒に過ごす高校生生活に思いを寄せながら制服から元の服に着替える事にした。
皆と相談をした結果、制服のお披露目は『入学式』の朝にする事に成っているんだよね。
ジンの制服姿、カッコいいんだろうなぁ~
入学式が楽しみだよね !
着替えた後に制服を受け取った僕たちは、隣にあるファミリーレストランに寄る事にした。
そこには、既に真理姉が席を抑えて待っていてくれた。
【真理愛side 】
ファミリーレストランで席を予約して待っていたら、仁ちゃん達が入って来た。
うん うん 皆 、制服を受け取って嬉しそうだねぇ~
実に初々しくて、お姉ちゃんは嬉しいよ !
皆が争う事なく仲良く席について楽しそうに話をしているのを見ていると本当に仁ちゃんは、いい娘たちと出会えたんだと安心した。
しかし、私とアリスを加えて五人かぁ~
政府の方針が上手くいく事を期待するしかないわね。
まあ、最悪でも『事実婚』と云う『手』もあるけど 仁ちゃんの
私達が仁ちゃんを支えれば良い話だし、この娘たちとなら仲良くやっていけそうだね !
ワイワイと仲良く話をしている大江戸ファミリーの一員に成った事を喜びつつ私も彼女たちの話に交じることにした。
一方その頃、
【 由利子side 】
学年末試験の採点に卒業式の準備。
詰め込みすぎた行事に私達、教師は てんてこ舞いをしていた。
あのハルトも日本式に慣れてきたのか、私と一緒に採点や卒業式の準備を手伝ってくれている。
学校でも家でも一緒に居るせいか、最近は
このまま順調にいけば、………ウヘッヘヘヘ……
イカン イカン また、妄想の世界に突入する処だったわ !
焦りは禁物よ、由利子。
ここは、慎重に慎重を重ねて行動するべし !
私は採点に集中する事にした、採点ミスなんて恥ずかしい真似をハルトに見せる訳にはいかないからね。
【ハルトside 】
由利子
最初の出会いは、単に面白そうな女性としか思わなかったけど 一緒に仕事をするうちに
時々、残念な処を見せてくれる処も最近は魅力的に思えるようになりましたですねぇ。
私は女性に興味を持てなかった事から恋愛や結婚を
今はまだ、 この気持ちが本物なのかを確かめる為にも
しばらくは、このまま普通に由利子にあたる事にしようと思うことにしたのです。
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