第180話 もうすぐ『春』ですね🌸 ③
【 伊予side 】
いやぁ~ 私も雫ちゃんから聞いた時には、聞かなければ良かったと後悔したけど、みんなの顔色を見ると私もアンナ顔をして雫ちゃんの話を聞いていたんだろうなぁ~ と思うわ。
でも、友達なんだから苦しみは分かち合いをしないとね。
『 一人は皆の為に 皆は一人の為に 私は私の為に 』
と、云うじゃない。
聖子
「 占いかぁ~ その『
私も、その占い師は知らないんだけど………
深雪
「 マスコミ嫌いで、テレビや雑誌の取材は『 NG 』らしいんだけど ネット情報だと『的中率 98%』だと云う噂だよ」
博子
「 知ってる 知ってる、決め
『 私を信じないなら、
今日子
「 その占い師が雫ちゃんの『
秋奈
「 なら、その作者………え~と作者名は、何と云うの ? 」
博子
「 『 IBARAKISAIKO』だよ 」
「「「「 ……………………」」」」
何処から、突っ込みを入れたら良いか分からないけど……
聖子
「 まあ、郷土愛は ともかく
どうしてウチの学園に居ると解ったのよ、それも占い師に占って貰ったの ? 」
伊予
「 雫ちゃんによると、書籍化前に載せていたオメガポリス の表紙にこの
博子
「 あー ! どうりで、あの表紙の写真を見て この
秋奈
「 どうして写真を見て気が付かないのよ ?
博子、鈍すぎよ ! 」
博子
「 田舎の風景なんて、何処も一緒だと不思議に思わなかったんだからしょうが無いじゃない ! 」
深雪
「 あの小さな写真から、この田舎町を見つけ出す雫ちゃんが恐ろしいわ 」
うん、その
伊予によると、流石に個人までは特定していないらしいけど……
雫
「 草の根分けても捜すから待っててね、ダーリン ! 」
と、言っていたそうだ。
─── ─── ─── ─── ─── ───
【 真理愛side 】
ウチに帰ると仁ちゃん や 皆がお茶を飲みながら和菓子を食べていた。
相変わらず仁ちゃんは、和菓子が好きなんだなぁ~
成長したけど、アタシの知っている仁ちゃんに『ホッ』としている自分に苦笑した。
皆が私に気が付いたから、指を口元に宛てて黙って貰った。
そぉ~と仁ちゃんの後ろに忍びより両手で目隠しして
「
わざとアタシの胸を仁ちゃんの背中に宛ててみた。
「 ………真理姉だよね ! お茶を入れるから一緒に食べようよ。
真理姉の好きな『 桜餅 』だよ 」
「 むぅぅ そこは『 美人のお姉さん』とか答える所だよ !」
婚約者が三人も居るせいか、昔みたいに慌ててくれないのは お姉さん 寂しいよ、仁ちゃん。
おお~っと、三人プラス アリスちゃんが
「 ニャハハハハハ、 ゴメン ゴメン もう、やらないから怒らないで欲しいニャ 」
名残惜しけど、手を離して仁ちゃんの隣に座った私を見ながらもヒステリーを起こさない彼女達に好感を持っていた。
仁ちゃん、いい娘達を見つけて良かったね。
アタシも負けていられないなぁ~ 。
※ 作者より
アルファポリスで先行していた物語ですが
もうすぐ追い付きます。
追い付ついたら、アルファポリスと同じように奇数日更新を予定しています。
只、リアルの仕事も忙しいので更新が遅れてしまったら ごめんなさい。
頑張って執筆しますので、これからも よろしくお願いいたします。
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