第173話 とある冬の一日 ③


────某、ファミリーレストラン ─────



【伊予side 】


博子と深雪を連れて事情聴取をしている。



博子

「 いったいさっきのは、何だったのよ ! 」


深雪

「 そうよ ! そうよ ! フザケているんだったら、本気で怒るわよ ! 」


今日子

「 あれ ? 知らないの『 魔王戦隊 ゴオニンジャー 』の真似をしたんだけど 」


秋奈

「 イケメン若手俳優の登竜門と云われている『 戦隊シリーズ』

『 おめんライダー・シリーズ』だよ ! 」


聖子

「 さっきのセリフは、アカインジャー 役を演じていた 北方神鬼の六本木 拓郎ろっぽんぎ たくろうの真似だったんだけど、気に入らなかったのかな ? 」


深雪

「 知っているわよ ! きちんと毎週録画して、見ているんだから………私も六本木 拓郎のファンだから、なおさら腹がたつのよ ! 」


伊予

「 まあ まあ とにかく、あのまま鎌倉クン達の部屋に突撃していたら逮捕されていたかも知れないんだから、仕方ないじゃない…………ちなみに私は、クロインジャー役の稲敷 慎六いなしき しんろくのファンなんだけどね 」



今日子

「 ねえ ねえ それより知っている ?

拓郎とギンナンジャー役の渋谷 静香しぶや しずかが付き合っているうわさがあるんだけど、本当だと思う ?」


博子

「 なにそれ なにそれ そんな話は初耳なんですけど、本当に付き合っているの ? 」


今日子

「 だから、あくまで『 う・わ・さ 』なんだって言っているでしょう 」



よし、話題をそららすことに成功したわ………

由比ヶ浜さんが、冷めた目で私達を見ていた。


由比ヶ浜 雫

「 用が済んだなら帰るけど良いかしら ? 」


伊予

「 まあ まあ せっかく仲良くなったんだから、もう少しコミニケーションをしようよ、ね ! 」


「 コミュニケーションよ、大洗さん。………

私も いろいろ聞きたい事があるから協力してくれるなら、付き合うけど良いかしら 」


伊予

ま~か~せ~て任せて、私達 もう友達だからね !

相談なら聞くよ ! 」


…………安請け合いは、するものじゃ無いと 後から後悔した私だった……………雫ちゃんの『 やみ』は、深かった。




※魔王戦隊 ゴオニンジャー は アルファポリスで絶賛 ? 放映中です。


【 魔王戦隊 ゴオニンジャー】

https://www.alphapolis.co.jp/novel/117997832/873551727

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