第23話 閑話 聖子と秋奈は幼馴染み

 鉾田ほこた 聖子と麻生あそう 秋奈は、幼馴染みである

 家も隣同士で家族共に仲が良いために

 両家の間の庭に、二人の勉強部屋が立ててある


「「 ただいま~ ! 」」

 二人が、ファミリーレストランから勉強部屋に帰って来た


 聖子

「だけど勇気には、少し悪いことしたなぁ~」

 秋奈

「 いやぁ~

 あれは、私達のせいじゃ無くて運が悪かっただけでしょう

 まさか、由利子先生に聞かれるなんて思わないよお」


 聖子

「 だけど、由利子先生も必死し過ぎでしょう

 いくらなんでも、生徒の旅行に便乗するなんて~ 」


 そんな話をしていると隣の鉾田家から声が、かかった


「 二人共、ごはんよ~ !

 早く いらしゃい 」


「「 は~い 」」

 両家は、仲が良く こうして一緒に食事をする事が多いのである





「「 ご馳走さまでしたぁ~ 」」


「 二人共、早くお風呂に入りなさい !」


「「 は~い 」」


 二人が一緒に風呂に入り再び話始めた


 聖子

「 今頃、勇気も温泉に入っているかなぁ」

 秋奈

「 そうだねぇ~

 皆で入っているんじゃないのぉ~ 」


「「 いいなぁ~ 」」


 風呂から上がり

 二人で聖子の部屋に行った


 聖子

「 だけど、なんであんなに焦っているのかなぁ 」

 秋奈

「 ほら、とうとううちの村で 独身最年長に成ったでしょう

 その上、真知子まちこ先生や瑠菜るな先生に先を越されたからだよ~ 」


 聖子

「 あ~ あの三人って友達同士なんだっけ 」

 秋奈

「 何でも大学時代からの友達らしいよ」

 聖子

「 道理で、あんなに仲が良いんだぁ 」

 秋奈

「 由利子先生と違い

 あの二人の先生は、おっとりしてるから

 由利子先生が、リーダーみたいだったけど

 見事に先を越されたみたいだよ」

 聖子

「由利子先生も黙っていれば美人なんだけどなぁ~ 」

 秋奈

「 黙っていればね 」

 聖子

「 ああいうのを『 残念美人』て、いうんだろうなぁ 」

 秋奈

「残念美人 ? 」

 聖子

「 そっ、残念美人 」


「「 アッハハハハハハハ 」」


 こうして夜は、過ぎて行く

 これが、二人の日常であるようだ




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る