第7話 ボーイミーツガール ⑦
次は柔道部を案内してくれた。
どうやら津田沼くんは僕の婚約者達の所属している部活動を中心に案内してくれているみたいだった。
【 瞳side 】
私達が柔軟運動で 又割りをしている時に 仁が津田沼くんと一緒に入ってきた。
私は見学に来るとは思っていなかったのでビックリしていた。
まだ練習を始めて間も無いから汗臭く無いよね。
普段、男子と練習しても気にしないのに こんなに気になるなんて やっぱり意識しているのかな。
そんな私に親友の伊予(いよ)が
「瞳、挨拶しなくて良いの ?
せっかく彼氏が見学に来たんだから行ってきなさいよ
あんたの事だから意地を張っているのかも知れないけど 他の二人に出し抜かれるわよ 」
と 言われたけど
瞳
「いや、いい 今は練習中だ
仁も格闘技の経験者だ、それくらい解ってくれるさ 」
柔軟運動も終わり 私達は打ち込み練習を始めた
仁は真剣に私達の練習を見ている
あの目は格闘家の目だ。
たまに見に来ている他の男子のようなイヤらしい目とは違う。
流石、私の『 夫 』になる男だ !
最初、見た時は優しいだけの男かと思っていたが これは とんだ誤算だ。
私は嬉しくて口元が緩んでいたのか
伊予
「瞳、嬉しそうね !
彼氏の事、見直したんでしょう
他の男子と目が違うものね
あ~あ、私にも王子様が迎えに来ないかなぁ」
伊予が何か言っていたが 私は練習に集中していたので聞こえていなかった。
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