このことは創作全般に対して言えることだろうけど、単に自分の好みを押し付けてるだけなのを<批評>だと思ってる人が多いのが残念だよ
ところでさ、私は創作者であると同時に<読者>でもあるから敢えて言うんだけどさ、創作全般に対してそうなんだろうけど、単に自分の好みを押し付けてるだけなのを<批評>だと思ってる人が多いのが残念だよ。
どういう描写でも展開でも演出でも設定でもそれを『面白い』と感じた人には面白いし、そうじゃない人にとっては『面白くない』だけなんだよね。
それを、自分好みの描写や展開や演出や設定じゃないからって、
『だから駄作だ!』
とか、ホント『何様?』って話でしょ。創作者の立場じゃなく、視聴者・読者の立場で考えても、私の好きな作品に対して個人の好みを押し付ける人の存在は本当に気分悪い。
まあ百歩譲って、せめて自分のアカウントでする分にはまだ分かるけどさ。匿名でやってるのとか見ると本当に情けないよ。
自身の好みを他人に押し付けるのすら、そうやって匿名の陰に隠れなきゃできないの? って思うし。
あと、そうやって自身の個人的な好みを押し付けることがアニメや漫画や小説やゲームの質の向上に貢献するとか思ってるのなら、それは猛烈に違うと思うよ?
だって、万人の好みに完全に合致するものなんて、作れやしないから。
<神様>とさえ称えられる漫画家さんの作品でさえ、『誰一人面白くないと思う人がいないもの』は存在しないんだしさ。
しかも、アニメでも漫画でも小説でもゲームでも、よく聞くのは。
『昔に比べてつまらなくなった』
ってやつ。
これがもう全てを表してると、私は感じるよ。
だってそうでしょ? 『自身の個人的な好みを押し付けることがアニメや漫画や小説やゲームの質の向上に貢献する』と信じて、視聴者や読者が好き勝手に自身の好みを作り手側に押し付けた結果じゃん。
<視聴者や読者の声>とかいうものに耳を傾けた結果、全体としての質が低下してるってことでしょ?
ちゃ~んと結果が出てるじゃん。
ま、それでもなお、
『自身の個人的な好みを押し付けることがアニメや漫画や小説やゲームの質の向上に貢献すると信じる』
なら好きにすればいいよ。
十年後二十年後に、
『今のアニメや漫画や小説やゲームは、昔に比べて面白くなった!!』
って言われてるかどうか、楽しみだね。
対して私は、<読者の声>には基本的に耳を貸さないスタイルなんだ。
だってさあ、<読者A>の意見を取り入れたら<読者B>の意見も取り入れなきゃ不公平になるし、それで<読者A>と<読者B>が同じこと言ってるならいいけど、完全に矛盾するようなこと言ってたらそれでもう詰みじゃん。
そこで無理矢理、<読者A>と<読者B>の意見の折衷案を取り入れたら<読者C>からは大不評で猛烈な批判が来た。とかなったら、それこそ何をしてるか分かったもんじゃない。
だから最初から聞かないの。読者からの声を聞いて右往左往するのは出版社と編集の仕事だと思ってる。
それにさ、
『編集の仕事は、作者に好きなように描かせないこと』
って言葉さえあるんだよ?
<金になる商品としての作品>と<作者が本当に作りたいもの>が乖離しててその間を取り持つのが出版社と編集の仕事だってんなら、その<仕事>を全力でやってもらおうじゃん。
いくらでもボツにしてくれていいよ。私はいくらでも書くからさ。
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