深淵懐疑

全ての存在には、根本的な実在懐疑が投げかけられる。

我々はその中から、何を疑って何を疑わざるべきか、選ぶ。

そうして開かれた扉の中の、闇の中へ人々は赴き、そうして死ぬ。

そうして閉ざされた扉は、また見る事も無い深淵の底となり、消えていく。

注意せよ、思考のワナ、失考のワナはそこら中にある。

火の用心、狂気は火のように貴方を燃やす。

あっという間に燃え広がって、貴方の体を焼き尽くす。

途中で消そうたって、そうはいかないよ。

貴方自身が、油なのだから……

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