灰への世界
全ては灰から始まった。
その豊潤なエネルギーを蓄えた灰は、やがて自らそのものへと至るべく、エントロピーを放出する。
灰は分離し、白と黒になる。それらは互いに成り合い、その円形の推移は進行し続ける。
やがて減速する。
燃え尽きた故に、果てに灰へと至り、またエネルギーを蓄える。
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