人よ、どこまで飛んで行く?

ある日、窓から外を眺めていると、鳥が飛んでいた。

それをぼんやりと見ていると、私は鳥の背に乗っていた。

遠くを目指して、高い所を、鳥は行く。

私は鳥に尋ねてみた。

「鳥よ、どこまで行くのか?」

鳥は答えた。

「それは、神の意志のままに。」

私はまた鳥に尋ねた。

「なぜ行くのか?」

鳥はまた答えた。

「それは、神の意志のままに。」

私はまた、鳥に尋ねる。

「キミの意志は無いのかい?」

鳥はまた、答える。

「私の意志?意志とは元来、神のものである。人よ、キミは神になるつもりか?」


そして私は目が覚めた。

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