第7話 深みにはまる

 こんにちは。でも、本当はこんばんは。鶴光師匠なら、わんばんこでおま。


 松田好花ちゃんのラジオを聴こうとニッポン放送をRadikoでつけていたら、日本シリーズの放送延長で休止になってしまいました。試合が終わったのが午後十時五分くらい。その後、中嶋監督やサヨナラ打の吉田選手のインタビュー、山之内アナのベンチ情報をやって十分より少し前に本放送が終わったのに、ラジオの野球中継ってテレビと違って後番組があるんですよね。「そんなのやらんで、わたしの好花のラジオやれ! どうせ録音だろうが!」と激しく思ったのですが、Twitterを見たら若いリスナーたちは優しいですね。「事前に知らせてくれてありがとう」なんて感謝している人もいます。アホか。もはやプロ野球はCS持っている金持ちだけがテレビ観戦できるのじゃ。だいたい、日本シリーズってむかしは昼間やってましたよね? 暖かい日差しの中でやってください。


 ところでバファローズの中嶋聡監督ってベイスターズにも一時期在籍していたのですよ。谷繁や相川にFAで逃げられたあと、ライオンズから来たのですが、すぐにファイターズに去って行きました。しかしなあ、ベイスターズは四十年近く捕手難が続いていますね。ダンプ辻あたりが最後か? 谷繁、相川もわたしの目から見たら二流の上程度です。


 ああ、やらかしたのはですね、野球云々ではなくて、時間が中途半端になってしまい、睡眠薬を服用した後、なぜだか小説のプロットという程のものではないのですが、ストーリーをどうやって閉じるかなんてことを考えていたら、目が冴えてしまって眠れなくなってしまったのです。まあ、鬱状態もあってここのところ入眠が上手にできない上に、昼寝で補完しようと思っても、不思議と眠くならないのです。運動不足とか疲れていない、酒を呑んでいない。他にも要因がありますけれど、寝しなに脳みそをフル回転してはいけないのです。カモミール茶を飲み、ラベンダーのお香を嗅ぐ……貧乏人にはできません!


 わたしは子供の頃から想像癖が強すぎて、ずっと寝入りが悪かったです。二時間くらいは布団の中で暴れていました。

 日々のいろいろと起こった良いことや悪いこと。明日起こるであろうイヤなことを考え出すと止まらない上に、わたしの脳内だけの世界がずーっと存在しており、その一部は紙相撲とか架空の野球リーグなどでこの世に創り出せたのですが、どうも左利きで指が震えるので不器用でして、三次元のモビルスーツもどきとか、架空の武将などは実現化できず、この『カクヨム』で一部は文章として登場させられましたが、まだまだ出番を待っている猛者たちがいるのです。しかし、なんでも今は結果的に『ぺこりシリーズ』になってしまうのは脳の老化でしょう。


 物語を開くのは割合と容易です。しかし、中盤の盛り上がり、そして一番難しいのは物語を閉じることです。ミステリーでなくても不条理小説でない限り、納まるところに納めなくては、物語は完成になりません。完成しないものは物語ではないのです。絶筆ならばともかく。


 ああ、毎回途中で作者が玉川上水や鶴見川、ウチの近くなら恩田川で美女と情死すれば良いんですね!


 その時は末筆に「グッド・バイ!」て書けば……ダメですな。


 さようなら。松山千春が枕元で『長い夜』を歌っています。今夜は完徹だ。

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