ブラックパンツァー
鷹山トシキ
第1話 チュパカブラ
2021年11月15日、僕はひまわり市というところにやって来た。つくば市にある高校に通っていたが、いじめに遭っていてた。古本屋で『呪術廻戦』のマンガを立ち読みして、店を出るとチュパカブラが現れた。
この生物によって家畜の血が吸われたという報告が相次ぎ、スペイン語で「吸う」という意味の「チュパ」と、「ヤギ」という意味の「カブラ」から、「チュパカブラ(ヤギの血を吸う者)」と呼ばれるようになった。英語では、これを直訳して「ゴートサッカー」と呼ばれる。
1995年2月頃に初めてプエルトリコでその姿が目撃され、チリやメキシコ、アルゼンチンなどの南米各地、さらにはアメリカにまでその目撃例がある。その被害は家畜に留まらず、人間も襲われている。これは現地でニュースとして扱われており、日本でも一部報道された。「チュパカブラによるものではないか」という推測を含めれば、被害件数は1000件を軽く超えるという話もある。しかし、単にヒステリックに騒がれたと思われる例もあり、厳密に統計がとられているわけでもないので確定されてはいない。大半の目撃例は皮膚病を患って毛が抜けたコヨーテだという。
身長は約1メートル~1.8メートル程度。全身が毛に覆われていて、赤い大きな目をしており、牙が生えていて、背中にトゲ状のものがある。カンガルーのように飛び跳ねて、その血液を吸う。血を吸われたものの首周辺には、2箇所から4箇所の穴が開いている。一説には細長い舌で穴を開けて血を吸い出したというものもあるが、牙によるものとも考えられる。
けど、目の前のチュパカブラは人を襲うことなく街をただ歩いてるだけだ。
僕は腹が減ったのでコンビニで赤いきつねを買って、ポットのお湯を注いで3分待つことにした。
関西だしにこだわった醤油味の汁、油揚げ麺のうどん、油揚げの甘煮、卵、カマボコがいいバランスだ。
赤いきつねを食べ終えるとやたら力が漲ってきた。
赤いきつねには想像したものに変装出来る魔法がかけられていた。
僕は宮本武蔵に変装した。
コンビニから出るとチュパカブラが待ち構えていた。
僕は二振りの太刀でチュパカブラを叩き切った。
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