BLアホのえっちな短編集

@aand71

白い性塔 〜俺君の回診です〜

男はたまたま健康診断で病院の待合室に座っていた。


(ふん……。俺は本当は健康診断なんてものは嫌いなのだ)


そこへたまたま車椅子に乗った青年が通り過ぎた。

年齢は丁度高校を卒業する時期あたりだろうか。

いかにも甘い顔立ちをし、美しかった。

長い首が、匂ってくるように日焼けしておらず、真白いのも興を買ってよい。



男はこの病院の外科の医師とは旧知の仲だ。


早速車椅子の美青年について情報提供を求めた。


名前は本郷克幸というらしい。

歩けなくなったのは、スポーツの事故で脊椎を損傷したためで、既に入院も何年越しになり、現在リハビリ中らしい。


外科医師は言った。


「わかった。他ならない君の頼みだ。俺が何とかセッティングしてやるよ」


医師は真夜中の手術室を一室借りきり、締め切りにして、うまく車椅子青年を呼び込み手術台に乗せた。


手術着に着替えさせ、手術台から落ちないよう、手足が拘束された状態になる。


「せ、先生。俺別に手術するんじゃないですよね?特別な検査があるっていう話ですよね……?」


克幸はなんだか異様な様子を医師から感じとった。


「今日は助手がいるんだ」


外科医がそういうと、仕切りカーテンの向こうから男が現れた。


助手男は手袋をはめた手で克幸の体をあちこち無駄に触る。


「………っちょ!おいっ」


克幸はあからさまにイライラしている。


外科医はポールギャグを取り出し


「さーて、今日は楽しい楽しいケツアナ検査だ♪」


と言って克幸の顔にはめた。


「~~~~~~~~~~~ッッッ!!!」


「いいかね、今日は君の動かなくなった足をケツアナからの刺激により脊椎中枢神経の感覚を取り戻させ、何とか神経麻痺を再生できないかという治療をやる」


助手男もうんうん頷く。


克幸は着ていたはずの手術着を既に乱され

、胸から下半身にかけて完全にはだけられている。


(略)



「~゙~゙~゙~~ッ!!!~゙~~゙ッッッ!!!」


ギャグをされ言葉にならない叫びをあげる克幸の足の間を、外科医師のペニスが行き交って、克幸の中に潜り込んでは、抜け出していた。



「これを続ければ脊椎の神経に間断的な刺激を与え、必ず君の両足の神経がまた感覚を取り戻すはずだ」


外科医は真剣な表情で安心させるようにいう。



克幸は医師の知識と長年の技能によって正確に前立腺を刺激され、生理的な反応として射精した。



助手男は外科医に向かって言った。

「先生!射精するということは、患者の神経が治療によって感覚を取り戻し初めてきているということですよね!」

「そうだな」


頷きあう。


いいタイミングで外科医は青年のナカに射精をし、呆然と涙目でいる青年から体を離すと、青年の後孔に自身の手袋を嵌めた人差し指をギュッと押し込んだ。


「ン───────をォォッ!」ビクンッ!ビクン!


ギャグボールによって声にならない叫びを発する克幸。



「だが気になる箇所がある。もしかしたらこれは、重大な疾患が隠れているかもしれない!」



「なんですって!?先生!?」


外科医は青年の秘裂に尚も深くズボズボと指を差し込み抜き差しをしながら真剣に答える。


「──────ッ!──────゙ッ!」



青年は首をふり上半身をバタつかせている。




「この前立腺にあたる部分に、しこりが……ほら、ゴリゴリしている」




助手男も外科医の指の横から、自分の手袋に嵌めた指を差し込む。


「……………!本当だっ………ゴリゴリしてますね!」


ゴリッ!ゴリ!と二人して指で同時にいじくられるから堪らない。青年は軽く意識が飛びかけた。


「これは腫瘍かもしれない…。良性ならよいが悪性なら命に関わる。助手男くん、検査器具をこっちへ」



「ハイ!特大ディル……じゃない、特大検査マッサージャーですっ!先生!」



持ち出したのは、馬並のサイズをした男性器を模した張り形だった。



「──────ッ゙ッ゙ッ゙お゙ぉ!!!!」


青年は目を向いて、ありったけの力を出し拘束されていて尚、暴れて震える。


外科医は潤滑油を検査器具(?)にびちゃびちゃ振りかけた。


「よし、今日はそれを使おう(初挿入を終えたばかりの獲物にそんなものプレゼントするなんて……まったく君は俺がこの界隈で唯一認めた変態同志だ…………!)」



「はい、先生!(ふ、俺もあんたに比べれば、まだまだだ………。二人して、こいつを処女喪失、後、即刻ガバガバにしてやろうぜ……)」


「………(まったく最高の人間だよな君は)」


「………(よせやい…)」


二人は心中で拘束された男を介して互いに認めあった。



(略)



ズコッ!!ズコッ!!


「~~~~~゙゙゙゙゙゙ッッッむ゙お゙お゙お゙おおぉぉ゙ぉ゙~~~~~ッッッ!!!」



「入ってます!入ってますよ先生っ!!全部入ってます!!!!」




「全部入ってる、これは悪性である可能性は非常に少ない、ひとまず安心だ。助手男くん、検査器具を抜く前に一発イカせてやってから抜きなさい」



「ハイッ」

ズコッ!!!ズコココオォッッ!!!



「んむ゙うんんんんんんんぅっっっッッ!!!」


一際乱暴に激しく、でもピンポイントの前立腺をえぐられ、克幸の頭に火花が散った。


滝のように白い快液が克幸の上半身を染め上げる。


ズルゥゥゥッ



痙攣する克幸から潤滑の粘液まみれの検査器具(?)を取り出す助手男。


極太なので引き抜く度に克幸が再度苦悶をし、のけぞるが、無事全部出てきた。


全部抜かれて目を丸く放心する青年の、口元からギャグを取り外し、額や上半身を濡らす汗を、助手男がガーゼで拭いてやる。


「良かったですね、先生のおかげで命拾いしましたね」


汗を拭いながら助手男が青年に笑いかけるも、青年の目は虚空を見ている。


「最終段階に取りかかろう」



医師が再び青年の足を折り曲げ後孔に思い切り自分のペニスを突き差した!


「──────────ッッッんん────────────あ゙あ"あ"!!!!」


「これが、現代日本の最先端医療だ!!」ズバァン!!



「これが、ナイチンゲールの提唱した今日の看護理論の礎だ!!」ズバァン!!



「これが、ひめゆり挺身隊の看護学生達の、切なる平和への願いだ!!」ズバァン!!



ブシャアアア


医者が思いを果たし引っこ抜くと克幸はビクビクとなっている。


「助手男くん、交代だ」「はっ」



「!!!!!ん─────あ゙っあ゙っあ゙ああああ゙あ゙!!!」



「これが、雄同士の子作りだ!!!」ズバァン!!!



「これが、少年期の終わりだ!!!」ズバァン!!!



「これが、ダイバーシティだ!!!」ズバァン!!!




「そしてこれがぁ………っ!!」




────エレクトリカル・ドクターズ・エクスタシー・ジェネレーション─────!!!!!!!!!!!!!!




助手男は心中で技名を叫んだ!


「ぐゥ──────────ヒッいっ───────ィィィィィィ"ィ"ィ"ああああああォォオオオ"オオ"オオ"オオ"!!!!!!!!!」



「よくやった、よくやったよ、助手男くん」


外科医は手に持った缶コーヒーを助手男に差し出した。




ねぎらいの缶コーヒーを受け取る助手男は、医療マスクを汗とともに外し、ただの男に戻る。


その表情には幾分かの爽快さとともに、幾分かの気恥ずかしさをも浮かべていた。





────────

翌日二人は警察に取り囲まれ逮捕された。



おしまい



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