第23章ー少年と隊長ー15

 彼女の手についた甘い蜜を舌で舐めると、ハルバートはリーナにキスをした。キスをされると、甘い味とお酒の味がした。リーナは彼の首に腕を回すとギュッとしがみついた。 


「ン…ハルバート……」


「リーナ……」


 彼女は彼とのキスに夢中になって溺れた。ハルバートはリーナを抱き抱えるとそのままテーブルの上に彼女を乗せた。


「ダメよハルバート……」


「いいだろリーナ。お前を抱きたいんだ」


「っ…だ…だめ、ハル……」


リーナは艶かしい姿をテーブルの上でさらした。彼女は嫌がりながらも、彼に足首をキスされると身体が急に熱くなった。気持ちとは裏腹に、身体は正直に快感を求めていた。リーナはテーブルの上で彼に身体を求められると、それを拒むことは出来なかった。そして彼の左手は彼女のスカート捲ると、太股にそっとキスをした。暴かれていく体は次第に彼を求めた。リーナは自分の唇を噛み締めると声を押し殺した。


「ンンッ……」


「リーナいいだろ……?」


「だっ…だめ……!」


彼女は捲られたスカートを手で直そうとした。すると、彼はそのまま脚の間にスッと手を入れて触ってきた。その瞬間、リーナは全身を熱くさせながらビクッと反応した。その弾みでテーブルの上に置いてあったお皿が床に落ちて割れた。

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