純粋に憧れて
歪んだ人間は歪んだモノを書く。
そっちの方が書きやすいから。
だがそれは理解されにくい。
なるべく純粋なモノを書こうにも上手く感情移入出来ないのだ。自らの欲と望み、感情を入れ込み書き記す。そうして作品は作られる。
私は純粋に惹かれている。自分にはない輝き。何も知らない無垢。
その宝石のように美しいソレを大切にしまい込みたい自分と、穢して自分と同じ色に染めたい自分が居る。
それを愛でる純愛、獣としての狂愛。
満たぬ狂愛だけが色濃く反映されてしまう。
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