自分の価値観

創作の助けになれば

執筆における芸術

　私はよく小難しく考える。

　展開、心情、舞台、人間性など物語に置いて自分ならこう、こんな人間ならこう動くだろう。

　単純に思えるこの工程には現実性を強める為に大量の知識が投じられるのだ。我々人間の感情、思考、行動、能力、技術、歴史、文化、社会。ただひたすら集め形作る。

　これは各々の知見によってリアリティが変わる。

　創作の題材の知識を知れば知るほどそれは細かく面白くなるだろう。

　だが私は考え過ぎる。気に食わなければ一からやり直す。

　神経質な私には心情を想像しさらに描写の仕方まで考える。

　表現の仕方によって見え方が変わる。ただ情景を流すのに加えそこの比喩を加えたり、敢えて曖昧に表現し先に繋がる情景をボカし読者を騙そうとする。

　だがそれが難しい。