第22話 バイトが終わると変な誓約書にサインする羽目になる
時間が経ちバイト最終日。
今日も皿洗いや空になったビール瓶を運んだりする。
接客はできなかったが裏方という貴重な体験ができたからまあ良しとする。
そんなことを思いながらバイトをしていると店長が「光喜!お前のシフトは終わりだ!ありがとう!」と言われたので俺は「お疲れ様です」と言ってバイト先を後にする。
ホテルに帰ると「お疲れ様!こー君!」と言って海が抱き着いてきたので受け止めて「ありがとな」と言って頭を撫でると海は「ふにゃ~」と気持ちよさそうにする。
それを見て「可愛いな」と思っているとおばさんが部屋に入ってきて
「バイトご苦労さま!はい、これはバイト代!」
と言って茶封筒を渡してきた。それを受け取ると「中を見てみて?」と言ってきたので見てみると
バイト代と誓約書が入っていた。
誓約書を見てみると『他の女を見ないで海だけを見ることを誓います』という内容が描かれていた。
「なんですかこれ?」
「見たまんまよ?ちなみにそれは法的拘束力があるからね」
「大学生になんちゅうもんを渡してるんだ?!」
「仕方ないことなのよ」
「でも、印鑑とペンがないからサインができないね!」
俺は「勝ったぜ」と思っていると海がペンを、おばさんが印鑑を渡してきた。
「なんで印鑑を持ってるんだよ?!」
「光喜君のお母さんに言ったらくれたわよ?そして「海と結婚しろ!」って言ってたわよ?」
あの野郎!と思っていると
「私と結婚はイヤなの?」
海が目に涙を溜めながら言う。
俺は「もうどうにでもなれな〜れ!」と思ってその誓約書にサインをする。
サインをし終わったあと、「あとはお2人であんなことやこんなことをしてね!思いっきり声を出してもいいよ!防音だからネ!」と言って部屋を出ていく。
すると海が「そうゆう行為はクリスマスにやるから!」と言う。俺は「なんで?」と聞くと「クリスマスってなんかいいじゃん。雰囲気とか」と海が照れながら答えた。
ちなみにお風呂は昨日と同じく一緒に入りました。
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