第20話バイト1日目。俺は接客をさせて貰えないらしい①
俺はバイトをする店に着くと、店長から制服を渡されたので更衣室で着替えてから、仕事内容を聞く。
そしてバイトスタート。
やはり夏ということもありカップルがたくさんいた。
食器を下げていると
「そこのお兄さーん。注文お願い!」
と言われたので行こうとすると
「すみません。今指名した人は今日入ったばかりでして。なので私がやります。」
と言って俺の代わりに接客をする。
結果、今日は食器を下げるだけで終わった。
ホテルに戻ってそのことを残念そうに海に話すとジト目で
「残念だったね。女の子の接客できなくて。」
と言われたので
「純粋に接客がやりたいだけなんだが」
そう海に言うと、
「なら私にやってよ。私がお客さんね!」
と言うと続けて
「すみませーん!いいですか?」
と言う。
「少々お待ちください!」
「おまたせしました!ご注文をどうぞ。」
そう僕が言うと
「焼きそば1つ!」
と海が言ったので
「了解しました。繰り返します。焼きそば1つでお間違えないでしょうか?」
そう俺が言うと、「はい!」と言ったので
「焼きそば1つ入りました!」
と俺が言うと、
「こー君は女性の接客禁止ね!」
と言われた。
「なぜ?理由を教えてくれ!」
「多分というか絶対女性が惚れるから。そしてお持ち帰りされるから。」
そう言ったので
「またまたぁ、ご冗談を。海さん過大評価しすぎでは?」
そう僕が言うと
「私は体は男だけど心は女なんだよ?といことはわかるよね?」
とゼロ距離で言われたので
「すみませんでした。」
と謝ると「それでいいんだよ。」と満足そうに言った。
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