幼馴染と久しぶりに再会したら男の娘になっていた。

猫と犬が好き

幕開け

僕には小さいころ家が隣だったので暇さえあれば一緒に遊んだ男の子がいる。

だが、その幼馴染は僕が小学校5年生の時に隣の県に引っ越した。最初は手紙のやり取りとかをしていたが、次第にしなくなった。


そして、俺は今、大学に通っている。専攻はプログラミング。

だるい講義とコミュ障には厳しいグループワークも終わり、帰路につく。

家に帰り、冷蔵庫を開けると調味料とお菓子しか入っていなかった。

なのでエコバックと財布を持って買い出しに行くことに


スーパーに行く途中に

「おい、姉ちゃん。俺とイイことしない?」

「いやだ!僕は男だよ!」

「男だというのなら証拠を見せろよ!」

「うぅ、こー君…。助けてよぉ…」

というやり取りを目撃した。

「まぁ、関係ないよなぁ」と思い通り過ぎようとすると、自称男と言った人と目が合うと、

光喜こうき君!見てないで助けてよぉ!」

と言ってきたので、絡んでいる男の人の近くに行き

「ねぇ、そこの男の人。忠告ね。アウトっすよ?その場で脱げとか。」

と語気を強めて言うと

「ヒェッ、す、すみませんでした!申しません!ゆるしてくださいぃ」

と言って走り去っていった。


俺はその男が立ち去った後、

「そんじゃ。俺は光喜だけど、お前の探している光喜が見つかるといいな。」

と言って去ろうとすると

「僕は三津木海みつきかい。覚えてないの?菰池光喜こいけこうき君。隣の家に引っ越しする前に住んでいて、小さいころに遊んだじゃん。」

と言ってきたので

「ああ!思い出した!変わりすぎてわからなかったよ。でも何で女装をしてるんだ?」

と聞くと

「ここだと邪魔になるし歩きながら話そう?」

と言ってきたが

「俺の目的地はすぐそこだから。」

と言って目の前にある「スーパーハイキング!」と言う店を指さす。すると

「買い物に付き合うよ」

と言ってきたので

「いや、いいよ。この街に来たってことは、友達に会いに来たんだろ?だからいいよ」

と断ると同時にスマホが鳴ったので一旦会話をやめて出ることに。

「もしもし。なんだ母さん」

「海君と同棲してね。」

「は?」

「察しが悪い!一緒に暮らせって言ってんの。じゃ!」

と言って切りやがった。





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