第3章 愛故に彼女は彼に憑いていく 受け継がれる愛と意志

第1話 着いてく 憑いてく

第1話


キラリside


私は小さい頃から、人に見えない物が見えていた。


神社に生まれた運命なのか、私はかなり苦労した覚えがある。


今?


今は大丈夫だよ、大抵の奴は祓えるしね!


でも、私は出会ってしまった。


彼という最高の存在に…


…最悪の呪いに。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふぅ、疲れるなぁ…」


彼女達は強引過ぎる…


「まぁ、自業自得か…」


私は趣味でかじった占いを友達にやってあげていた。


そのせいか、『結構当たる!』と人気になってしまい…


かなり、てんてこ舞いな学園生活を過ごしていた。


だが、それを崩す存在が現れた。


「えっ、嘘…」


其所には二人居た。


普通そうな男子(制服から私と同じ高校)は別に良い。


もう一人がヤバかった…


『ああ、リュー君!リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君リュー君!』


おぞましい呪詛を撒き散らす怪物が居た。


声で女性の悪霊だと解るが、見た目はもう醜く外見を保てていない。


それよりも…それよりもだ。


何でこんな化け物に憑かれていて無事なのだ、この男は?


ゾクゾクッ!


身体が震えるのを感じる。


これは恐怖か、それとも…


唯1つだけ言える事があった…


「面白くなりそう♪」


そう、私はどうしようもなく興奮していたのだ。


続く


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