いいもの過ぎて逆効果


 おはようございます。木元です。この頃の私は、美味しいチーズをバクバク食べた所為で急激に飽きが回り、まだ冷蔵庫で残ってるチーズ達を食べるのが若干嫌になって来ていました。ちゃんと全部食べましたけどね。贅沢ってやっぱ敵だわ。いやつか、何でもすぐに当たり前と捉えてしまう人間の機能が贅沢過ぎる。順応性が高いのも、ものの有り難さを忘れっぽいとも言えますから、矢張り完璧な機能とは存在しませんね。


 不完全と言えばもう一つ。この頃コツコツ書いてるホラー長編なんですが、まあそれなりのペースで最終章の後半を書いている所なんですけれども、違う話を書きたい意欲が出て来ていまいち集中し切れません。これ終わったらアクションもの書くと決めている所為なんでしょうけれども、気分が半分そっちに向いてるんですね。今書いてる話が完成間近になったらいつも陥ってる気分なんですが、こうなると書きかけの話がゴール目前で滅茶苦茶ペースダウンするという悪循環……。まあそんだけ小説書くの好きって事だからいいんですが、気が散るという点ではまーあ鬱陶しくて仕方がありません。


 ならもういっその事、ちょっとだけ次の新作書いちゃったらいいじゃん! と思うじゃないですか。肝心の中身は何にも思い付いてないので、ただ「早く新しい話書きたァーいウヒョー」ってアホ面下げて考えてるだけですから書くにも何にも無いんですよ! ネタが! 何なの私!? 滅茶苦茶ウゼェんだけど!? 移り気な奴嫌いなんだけど!? 常に初志貫徹の気魄一閃たれと言い聞かせて生きてるだろうが私とは!!


 もうどうしようかしら。今の自分がウザ過ぎて、次のアクションものにこっそり自分の実名まんま使った敵キャラ出してド派手に殺害して貰おうかな主人公にって思ってたんですけれど、ここに書いてしまったのでもう使えませんね。チーズ・クイスーギとかにしたらバレないか。ダサ過ぎてシリアスを保てる自信が無いのでやめときますね。一応世界観は、ダークファンタジーかホラー調の伝奇って決めてるので。ええ。そんなんに苦戦する主人公も書きたくねーよ。私この日記とか短編だとこの通り、全然フザけてるっていうか取っ付きやすい調子で書けるのに、長編になると冗談自体が滅茶苦茶ハードル高く感じてほぼ書けなくなるんですよね。読み返してぎこちなく書いてるって分かる。冗談苦手な人が、頑張って冗談言ってるみたいな。エッセイでは二回も公式レビュー頂いてるんですから、これも活かしたいんですが。折角せっかくの長所なんだし。あれだ、多分単独行動が多い主人公書く事が多いから(一文内で「多」使い過ぎ問題)、話し相手いないシーンも多くて冗談飛ばす相手がそもそもいないんだ。何その友達いない奴みたいな。哀れなんだけど。


 じゃあ次の主人公はバディものにしてみよう。映画の『ラッシュアワー』みたいなコンビに出来たら、取っ付きやすさが出るんじゃないでしょうか。急に他人事になったのは全く自信が無いからです。アーどうしよう。バディでやるなら視点が偏らないように三人称視点で書いた方がいいか。三人称で小説書くのいつ以来かも思い出せないぐらい稀だし過去。それに確か苦手に感じたから、今の一人称視点で書くようになった気が。バディものの魅力って何だろう。普段は合わないけど、いざって時は息ピッタリで困難を乗り越える所とか? いざ内容を詰め始めたら問題が現れたので、今のホラー長編を先に仕上げるべきだという思考になってきました。全く気紛れなんだから。また気が散って来たら、ここで内容を詰めましょう。


 それでは今回はこの辺で。


 よい一日を。



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