わたしが作品を作る理由

皆さん。お元気でしたか?

わたしは元気でした。ただ入学式の準備やら課題やらで少し忙しかったのは事実です。


卒業式も無事、受けることが出来ました。


今回はこれからの作品と今までの作品についてお話をしていきたいと思い、現在書いております。


わたしは自分で言うのもいやなのですが、少し周りの子よりも暗い経験をしている文章が書けるだけのオタクの女子だと思っています。


でもやっぱりその暗い経験というのが結構な差を生み出すこともあります。

周りの子よりも物事を俯瞰して見てしまったり、時折殴られるわけないのに振りあがった手にビクついて目を瞑ってしまったり。


それが悪いとは言わないし、いい経験だとも言うつもりはありません。


わたしというこの人格が形成されるためにはその物事は必要だったわけですからね。

でも、全員にこんな経験をしてほしいわけではありません。

こんな経験をすると一度感情というものが抜け落ちてしまってそれを取り戻すには時間しかかからないのですから。


わたしは、引っ越す前に病院に通っていました。

心療内科です。

完治したとわたしは未だに言えない状態です。


それでも逃げるためにわたしは引っ越しました。


いじめと暴力を同時に、しかも心が成熟しきっていない小学生の段階で受けました。


まともな状態で生きているわけなんてないんです。

わたしに暴力を振るってきた父親が今は離れた地にいます。


でも、ある時連絡先を教えなくてはならなくて手紙で母が教えました。


メールにはアドレスというものがあります。

それがわたしの誕生日と姉の誕生日でした。


連絡が来たという事実もいやだった。

わたしは昔の父親から連絡が来るだけで涙が止まらなくなって震えも止まらなくなります。


そんなわたしだからこそ書けるものがあるのではないかと思ったんです。

わたしは小学生のころから文章力というものだけは非才でした。


現実を見たくない女の子が書くファンタジー。


私の小説にファンタジー小説が多い理由です。


どうしても現実から逃げたかった。

何者かになりたかった。

自分が主人公でいたかった。

わたしが何か出来ると証明したかった。


あの人に否定されたわたしを。

わたしだけにしか出来ない何かを見つけたかった。


わたしは『わたし』という一人の人間を証明するために小説を書いています。

決してきれいとは言い難い理由です。


でもこの理由だけは変わることはないとわたしは思っています。


わたしという人間と出会ってくれてありがとうございます。

心が弱くて小説に逃げることしか出来ないわたしを見てくれてありがとう。


これからも頑張ります。


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