第3話 家族なんて信じてない

家族、と言われたらあなた方は自分の家族を思い浮かべるのでしょうか。


私は違います。


私には、実の母、姉、血の繋がりがない父。

そして、ペットである犬2匹が家族という名目で存在しています。


私は彼ら(ペット除く)を家族として見たことがありません。


どれだけ親しげに会話をしても、やっぱりどうしても家族として扱えません。


姉が一番私は家族として扱えていない人間です。


何故かというと、彼女は私の持っていないものを全て持っています。



それだけで?

と思うでしょう。

私は彼女に勝てるものがありません。


彼女が全ての指標で、彼女よりも下であることが私の役目なのです。


彼女よりも優秀であってはいけないし、彼女よりも異常に劣等していてもいけない。


そんな、指ひとつで壊れそうなバランスの中私は今まで生活をして来ました。


何かが出来ないと、言われる言葉。


「あの子はできるのに。お姉ちゃんはできるのに。」



_どうして妹であるあなたが出来ないの?


1度だけそんな姉と大喧嘩をしました。



どうして私が比べられて生きなきゃいけないの!?

と言いました。



姉から帰ってきたは泣き声交じりの言葉でしたが、未だに覚えています。



「お前には分からないよね!? 私がどれだけ頑張ってるのか! お前が出来ないから比べられるんだよ。努力しろよ!!! 比べれれないように!」



正直、泣いていたはずの私ですが涙がスっと引いていきました。


思えば、そこからかなと思います。

こうして、何かを言葉に起こすことを始めたのも。

感情に対して淡白になったのも。

家族に対して、家族と思えなくなったのも。



努力しても出来なかったから、比べれる。

比べれれる指標があると、人は成長するとか言う人がいますが、私は信じません。



数十何年と比べれれて私はひねくれました。



姉には、嫌悪の感情を抱いています。

何に対しても私がしたかったことを先に全てしていくから。


私が先に将来の夢として定めていたものに姉は先になろうと専門学校に行くそうです。


私は彼女が夢を決めた際の言葉を知っているため、酷く冷めた感情でそれを眺めていますが。



「何見てるの? へぇ、お前こんなのになりたいんだ〜。私、将来の夢決まってないんだよね〜。とりあえずこれにしよっかな〜」



その後母に夢決まった。

これがしたい!

と嬉しそうにあたかも自分の夢かのように語っていました。


毎度、思うけど。

よくもペラペラと嘘が出てくると思うよ。


才能活かして詐欺師にでもなったらと思います。



そういえば、私実は一度だけ母がまだ助けてくれると思っていた時代に自殺を図ったことがありまして、物置みたいな普段は数週間とか誰も入らない部屋があります。


そこで、自分の首を手で絞めていました。

その後、これじゃ死ねないと思い部屋のロープを上の柱に括りつけたんです。



その後輪に首を通したところで、おばあちゃんに見つかりました。


おばあちゃん曰く、普段部屋から1歩も出ないあんたが出ているって知って少しヒヤッとして探しに来たんだよ、と。


お母さんは探してくれた?

気づいてくれた?

と聞くと悲しそうに笑いました。


そこで全てを悟りました。


そういうことですよ。



おばあちゃんにお母さんには言わないで欲しい。

私がこうしてたこと。

というと、おばあちゃんは笑っていいよと言ってくれました。


それから何も信じれなくなって私は今の私となりました。



今日は家族の話でした。どうでしたか?


色々聞いて頂きありがとうございました。


※誹謗中傷はおやめください


2022/03/23

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