詰めた文章と、漢字多めの文学的書き方はデジタルであるネット小説において、大変読みにくいです。
文庫本には文庫本の、ネット小説にはネット小説なりの読者への気遣いを忘れないでください。
そして常用外の漢字は全てルビを振りましょう。
これまたネット小説において視覚的に詰まって見えるので「読みにくい」文章の原因です。

正直、今回の企画に参加していただいた方の大半がここで躓いています。
作文や文庫本と同じような書き方をしてしまうのです。
ですが、スマホなどで読書する方にもしっかりと見やすい文章を作るならば、その方に対しての配慮は忘れてはなりません。
作風や、作品の完成度以前の問題だからです。

そして肝心の内容についてですが、句読点の抜けが酷く、つらつらと連なった文章はこれまた読みにくい。
日本人は和歌を代表するようにリズム感のある言葉遊びを遺伝子レベルで好みます。句読点のない―――リズム感の無い分は、面白かろうと何だろうと総じて駄作です。
もう一度再構成してください。

総評【物語の作り込み以前の問題が多すぎて、評価することがあまりに少ない。批評家としての自分の出来の悪さは十分承知だが、だとしても、文学的に同じ言葉の使いまわしの文を、どう評価するのか分からない】